溺愛カノジョ【灰谷兄弟】 (ページ6)

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フルボッコにされている不良共

2人の圧が怖いので端の方で立って見ていたら髪を思いっきり引っ張られた

「おい！！！動くな！

オマエらの大事な彼女が死.ぬぞ」

気絶しているかと思った総長らしき男が私の髪を掴み、首筋にナイフを突きつける

らんちゃんとりんちゃんは動くのを止める

そのナイフが動き、少し切られて血が下へと垂れるのが分かった

それを見た2人の顔が般若より怖い

でもそんな顔もかっこいいな

『らんちゃん、りんちゃん、私には構わないでいいから続けて』

「は？何言ってんの、華」

私のその言葉に2人は納得いかない様子で眉間に皺を寄せて私を睨みつける

だって

『私を拉致って鉄パイプで数回殴って

私の服をぬがしかけて私の顔面を殴り、らんちゃんとりんちゃんに手を煩わせる

...そんなヤツ、半殺しじゃすまないでしょ？』

そう笑うと2人も笑った

「流石俺らの彼女♡｣

「はは、そうだな」

横で困惑している男を殺意を込めて蹴り上げた

流石に3発目は無理でしょ？

ぶっ飛んで行った男の元へ行き、顔面を思いっきり踏み付けた

『私に触ろうなんて100万年早いの

触っていいのはらんちゃんとりんちゃんだけ』

もう1回踏み付けてやった

するとそんな私の様子を見届けた2人は周りにまだいた不良共に殴り掛かる

｢大事な大事な華にそんな事したんだなァ...オマエら」

「死.ね」

まだ怒りは収まっていなかったご様子