☆8 直己side ページ34
突然がんちゃんに
相談があると、呼び出された。
『…お疲れ様です。すみません。忙しいのに…』
「…いや、全然いいけど、どうした？」
『直己さん、俺…Aの事が…好きです。』
「…うん。」
『驚かないん…すね。』
「…なんとなく…気づいてた。何か、俺に協力して欲しい事があれば、言ってくれ。応援する。」
『…ありがとうございます。』
「…がんちゃんなら…アイツを、救ってくれそうな気がするよ…」
『…救うって…何から。』
答えに困る俺に、話してくれるまで、動かないと、切羽詰まった顔のがんちゃん。
根負けした俺は…Aがマネージャーになるまでの、一連の話を…話した。
『…そんな話って…』
「…マンガみたいだろ。でも…現実なんだ。」
『…でも、これでやっと…Aの、あの表情の理由が…わかりました。ありがとうございます。…直己さんは…Aの事。何とも思って…ないんですか？』
「…ああ。とっくに過去だ。」
『……！！』
「俺の…初恋はAだったんだ。まぁ…叶わなかったけどな…。」
『そう…だったんすか…。』
「…安心しろ、ちゃんと消化できてる。」
『…はい。さっきの話を聞いて…どんな事をしてでも、Aを手に入れたいって…思っちゃいました。例え直己さんが相手でも…』
「へえー、がんちゃんが珍しく、狩る瞳になってんじゃん。」
『…やばいっすよね俺、既に暴走気味で。恋愛において自分の中に…こんな貪欲な部分があるなんて…知らなかったです。』
「いんじゃねぇの？だって、今までずっと…仕事以外で、何も欲しがらなかったもんな。今のがんちゃんの方が、人間らしくて、魅力的だと、思うよ。」
『…自分を…コントロールできるか…不安です。』
「今のアイツには、少し強引なくらいがいい。逃げても、とことん足掻いて、Aを攫ってやってくれ。」
『…直己さん…俺を、誘拐犯にでもするつもりですか？』
「誘拐犯て笑。がんちゃんは…よくも悪くも、冷静過ぎるから。本気で手に入れたいなら、もっと、がむしゃらに、全力で欲しがる事も…必要だと思う。」
『…がむしゃらに…やって…いんすかね？』
「ああ。その位じゃなきゃ…あの男には…勝てない。ま、それで地獄に落ちたら、助けてやるから笑」
『…約束っすよ。』
「おう、強気で頑張れ！」
がんちゃんならできる。アイツの笑顔を…守ってやってくれ
俺は柄にもなく…神様って奴に…祈った。
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ひろみ(プロフ) - みゆさん» 喜んでいただけて何よりです✨時間ある時、読んで下さい🥰 (2022年10月24日 16時) (
レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - short story大好きです！！パスワード解除ありがとうございます！！！またキュンキュンさせていただけて嬉しいです😊 (2022年10月24日 14時) (レス) @page49 id: 8bff029943 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - Ks411113さん» ありがとーございます‼️ショートはあまり得意じゃないけど、また書く事もあるかもしれません😊臣ちゃんですね♪了解です✨ (2022年10月22日 22時) (レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
Ks411113(プロフ) - shortstory大好きです！新作あったら嬉しいです！特に臣ちゃん希望です。Pale blueは何度読んでも涙だが出ます。 (2022年10月21日 23時) (レス) id: 009c65d6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2021年6月26日 12時
