15☆ ページ25
頭がクラクラするほどの甘さを感じながら…とんでもない人に捕まってしまったのかもしれないと、思いつつ
「…ナオ…ト…さん…」
と…大切に つぶやく。
それはもう…私なりの肯定だった。
するとナオトさんは、嬉しそうにふわっと笑った後…
恥ずかしくて うつむく私の頬にそっと触れて…優しくゆっくり、私の顔を自分の方に向かせた。
『あともうひとつ。欲しい言葉が…ある。』
「…！？もう…ひとつ？」
… その瞳に…ドキドキが止まらない
『…なぁ。』
「は、はい。」
『…俺、Aの事、めちゃめちゃ…
好きなんだけど…』
「……っ//」
なかなか欲しい言葉を言わない私に、
ナオトさんは痺れを切らした様子で
突然、愛をささやいた。
動揺しつつ、ようやく
欲しい言葉の意味を理解した私は…
「私…ナオトさんが，近くに来ると、いつもドキドキしてました。
それはずっと、あの香りのせいだと思っていたんですけど…違ったみたい
このドキドキは…ときめきの音だったんですね。」
『……///』
「こんなに…誰かにときめいたのは
初めてで…気づくの…遅くなっちゃいましたけど。
私も、ナオトさんが…好きですっ…」
『…ほんっと、いちいち可愛くて参るんだけど…』
照れた様子で、緩んだ口元を隠すように、片手で覆ったナオトさん。
そんな姿を見て、私は嬉しくなって、口元を隠したナオトさん手の甲にそっと…キスした。
ナオトさんは、また優しい瞳で笑って
満足そうに私を見つめると、今度は私の指に自分の指を絡めた…
『…着替えるの待っててあげるから。そろそろ、帰ろ』
「えっ！？帰るんですか？」
思わず出てしまった本音の言葉にﾊｯと気づいたのは、その言葉が既にしっかりと、ナオトさんまで届いた後だった…
「…わ、私何言って……っ！」
これはもう、その先を期待してるみたいに…聞こえたよね。
軽い女だと思ったかな。
1人、パニックになる私に、ナオトさんは、私の体を支えるように立ち上がり…
『……そんな魅力的な誘いに、何とも思わないほど枯れちゃいないけど、
ここでは…さすがにね。』
…そう、…ですよね。
ここは…会社でした。
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ひろみ(プロフ) - みゆさん» 喜んでいただけて何よりです✨時間ある時、読んで下さい🥰 (2022年10月24日 16時) (
レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - short story大好きです！！パスワード解除ありがとうございます！！！またキュンキュンさせていただけて嬉しいです😊 (2022年10月24日 14時) (レス) @page49 id: 8bff029943 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - Ks411113さん» ありがとーございます‼️ショートはあまり得意じゃないけど、また書く事もあるかもしれません😊臣ちゃんですね♪了解です✨ (2022年10月22日 22時) (レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
Ks411113(プロフ) - shortstory大好きです！新作あったら嬉しいです！特に臣ちゃん希望です。Pale blueは何度読んでも涙だが出ます。 (2022年10月21日 23時) (レス) id: 009c65d6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2021年6月26日 12時
