7☆ ページ17
外はものすごい風で
静かな室内に、ガタガタと揺れる窓ガラスの音が響く
そう言えば…朝の天気予報で、大きな台風が接近してるとか、言ってたっけ
なんて考えつつ…
鏡で自分の姿を改めてチェックする
……これは、想像以上に…キツイかも。
下着なんだし、肌の見える範囲が広いのは当然なんだけど、、、
黒ってなんか…えろくないですか？
どくどくと脈打つ心臓のあたりは、ざっくりとあいている
しかしそこから見えるのは、谷間と言えるほど豊かではない胸
小さいくせに いっちょ前に
トクン トクンって鼓動に合わせて揺れを刻んでいるのがわかる。
胸から腰までレースで覆っているがそれは、全く隠す気配がない。
『おーい、Aちゃん、準備できたー？』
「は、はいー！できましたー。」
そう答えた直後、控えめなノック音とともに、片岡部長が待ちかねたように声をかけて、入ってきた。
ガタガタと暴れる窓に、打ちつける雨音。更にコツ、コツとゆっくり近づく 片岡部長の足音が混ざりあって
私の身体は
緊張でピンッと張り詰めていた…
そして私の瞳が、部長の姿を捉えると
ドクンと…心臓部が反応する…
『…どう？ワイヤー、痛かったり、きつくない？』
「は、はい。大丈夫、そうです」
『うん。胸元のレースの肌触りは？チクチクしたり不快なとこない？』
「た、多少感じますけど、それほど嫌な感じは…ないかと。」
慎重にじっくりと、下着を見て、次々と質問をしては、私の答えを淡々とアンケート資料に書き込んだ
『うーん…。キャミソールの丈、何か中途半端だな。もう少し短めで最終調整した方が…いいかもな。』
「…あ、はい。それは…私も思いました。」
そんな話をしている時…
……！！
突然、ふっと…視界が暗くなった。
「きあゃーっ！な、なに……っ、？？なにも見えない……！」
『Aちゃん、落ち着いて停電だろうけど、すぐ、直ると思う』
あわてふためく私をよそに、淡々と落ち着いた様子で話す片岡部長。
暗くなった視界の中…私は怖くて
必死に目を凝らし、耳を研ぎ澄ませる
カタンッ
……！！
小さな物音にもビクッとしてしまう
『ごめん、俺。』
「あ…はぃ。」
どうやらそれは…部長が資料をテーブルに置く音だったらしい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 823人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「三代目JSOULBROTHERS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひろみ(プロフ) - みゆさん» 喜んでいただけて何よりです✨時間ある時、読んで下さい🥰 (2022年10月24日 16時) (
レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - short story大好きです！！パスワード解除ありがとうございます！！！またキュンキュンさせていただけて嬉しいです😊 (2022年10月24日 14時) (レス) @page49 id: 8bff029943 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - Ks411113さん» ありがとーございます‼️ショートはあまり得意じゃないけど、また書く事もあるかもしれません😊臣ちゃんですね♪了解です✨ (2022年10月22日 22時) (レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
Ks411113(プロフ) - shortstory大好きです！新作あったら嬉しいです！特に臣ちゃん希望です。Pale blueは何度読んでも涙だが出ます。 (2022年10月21日 23時) (レス) id: 009c65d6a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひろみ
| 作成日時：2021年6月26日 12時
