関わるな_30 ページ34
貴方side
2人がそう思っていたとは、1度も考えなかった。
あの時は、本当に自分も悪いと思ってたのは事実だった。でも、「なんで、私ばっかり責められるんだろう…」と思ったのも事実だったから…
「ありがとう。もう、いいよ。」
綾「え……、」
拒絶された、と思ったんだろうか。
綾の顔が青くなっていく。
「あ、そういう意味じゃなくて、これからは仲良くやっていこう、って意味だったんだけど…
…昔みたいに」
そう、中学の時は毎日一緒に自主練するくらい仲が良かった。
でも、最後の試合以降、そういうことをすることも必然的に無くなっていた。
私が逃げてしまったからだろう。
「それと私もごめん。あの日、自分のせいだ、って言いながら、なんで自分ばっか責められるんだろう…って思っていたのも事実なんだ。
だから……ごめんね。」
笑里「……ううん、本当に責めた私たちがいけないんだもん……!」
綾「そうだよ……!許してくれただけでもありがたいのに……。でも、昔からAはそういう人だったね。私が一方的に怒った時もごめんね、って今と同じように謝ってくれたよね…!」
2人とも泣きながら、私に抱きついてきた。
「うわっ!ちょっと、2人とも泣き止んでよ…!」
綾「これは嬉し涙だからいいの!」
笑里「そうそう!」
2人の言葉に思わず、私も笑う。
「……そうだね!」
スッと心のわだかまりが解けていく感じがした。
これからは、上手くやっていけそうだね。
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万葉(プロフ) - 無気力狐さん» ありがとうございます!!これからも更新頑張ります♪ (2018年3月3日 12時) (レス) id: a801d8e41c (このIDを非表示/違反報告)
無気力狐 - すごく面白かったです!読むたびにワクワクしました! (2018年3月3日 12時) (レス) id: 0595ae5f62 (このIDを非表示/違反報告)
マジ無理 - なんでバスケの人たちと仲直りしたんですか?主人公は大好きなバスケをやめたんですよね?大好きなものをやめるって勇気いることですよ?そんなに簡単に許しても良いんでしょうか? (2018年2月9日 23時) (レス) id: 45deaff0b6 (このIDを非表示/違反報告)
万葉(プロフ) - あ、そうです^^*バスケ経験者です!コメントありがとうございます(*^-^*) (2017年8月17日 18時) (レス) id: a801d8e41c (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 4Pってもしかしてバスケ経験者ですか?バスケやってない方だったらすみません (2017年8月17日 15時) (レス) id: 2a41349dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:万葉 x他1人 | 作成日時:2016年9月6日 22時