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「ふはっ、ドンヒョクと全く同じ反応やん」
『そりゃそうでしょ。私だってこの反応になるよ』
笑う私たちを見て、え？どゆこと？ってキョトンとしてる。
「まあまあ、いいからこっち座れって」
ドンヒョクくんが自分の隣に来るように言うと、私たちの後ろを失礼しますって通り過ぎたジェノくん。
「びっくりしただろ？俺もさっき来たらいきなりロンジュンいるし、可愛い女の人と一緒にいるし、まーじビビった」
まだびっくりした様子でうんうん頷いてるジェノくん。
『ごめんね、ビックリさせちゃって。私ロンジュンくんと職場が同じで』
「で、前からここの常連で連れてきてくれたってわけ」
ロンジュンくんは説明しながら私とユウタをジェノくんに紹介した。
「そんな偶然ってあるんですね…あ、イジェノって言います」
『ロンジュンくんのルームメイトなんだってね、よろしくね』
こちらこそってジェノくんは目を三日月みたいにして笑った。ジェノくんの笑顔…かわいいな。
「あーロンジュンだけバ先にAちゃんみたいな可愛い人がいるとかずるい」
「ずるいってなんだよ、しかもちゃん付けで呼ぶな、失礼だろ」
「ドンヒョクのところは男の人だらけだもんね」
天使みたいな顔して意外と男っぽいロンジュンくん、人懐っこくて明るいドンヒョクくん、二人の会話をニコニコ聞いてる柔らかい感じのジェノくん。タイプの違う三人だけど仲良さそうで楽しい高校生活送ってたんだろうな。
『いいな、すごく楽しそうで』
「そうやなあ、学生じゃなくなってまだ数年しかたってないけど昔に感じるわ」
楽しそうに話してる３人を見ながらふとつぶやいた言葉にユウタが反応する。
思えば私の学生時代って…あんなキラキラしてたかな。
『学生時代のユウタとかモテたでしょ』
「なんやねん急に。ま、自慢ちゃうけどファンクラブあるくらいはモテてたで」
『お、さすがですねえ。じゅうぶん自慢だわ』
「そういう可愛いAちゃんもさぞかし…」
『え、ぜーんぜん。高校時代はまじめなメガネ女子でずっと憧れてる先輩がいただけだったし、大学の時は同級生に告白されてつきあったこともあったけど…なんか違うなって感じで終わっちゃった』
あの頃はあの頃で楽しかったんだけどな。彼らやユウタに比べたら、そうでもなかったかも。
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作者名：chato | 作成日時：2022年4月12日 23時
