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『ねえ、ドンヒョクくんてさ、こないだの土曜日…奥のソファのとこいたよね？みんなでゲームかなんかしてて元気だなあって思ってたの』
「あ、俺が見た時もゲームしとったで。かわいらしい女の子たちとなあ」
「ふーん、そういうので使ってんのな。ここを」
しらーっとした目で見るロンジュンくんの言葉に慌てて反応するドンヒョクくん。
「バカ、ちげーよ！いつもいるのは単なる大学のゼミ仲間！今日みたいに男だけの時だってあるし！しかもあの女子どもに比べたらAさんのほうが何百倍も可愛いですからね〜今日はラッキー♪」
「おま…力説しすぎだし、何急にAさんに可愛いとか言ってんだよ。どさくさに紛れすぎだろ」
ロンジュンくんはドンヒョクくんの突然の発言に呆れてるけど、私としては年下男子から可愛いといわれて悪い気はしない。
「だってAさん超〜〜可愛いじゃん。年上だから失礼かもしれないけど、キレイっていうより、可愛い！ですよね？ユウタさん」
「まあそうやなあ。確かにAの顔は可愛いわなあ」
『ちょっと！ユウタまで。いつもそんなこと言わないくせに何なのよ』
「そら友達なのに面と向かってそうそう言わへんよ。でも可愛い顔してるとは前から思ってたで。なあ、ヨンホ」
「ははは、そうだね。Aはもっと自信もっていいよ」
『やだやだ、嬉しいけどなんなの皆して。とりあえず…お礼は言っておきますけど』
ドンヒョクくんが可愛い可愛いAさんにかんぱーいなんて言い出すからまた乾杯をしたけど、ここまで言われちゃうと何だかくすぐったい。というより、そんなことを言ってくれてる彼らだってめちゃめちゃカッコイイんだけどな…今言うとお礼にお世辞で言ったみたいになりそうだからやめておいた。
『それにしてもこんな事ってあるんだねえ』
「ほんとですよ〜ロンジュンのおかげで可愛いAさんとも知り合えたし。サンキュ、ロンジュナ♡」
「うるせー。で、ジェノは？いつくんの？」
「ん、ここ来る前に電話したらすぐ来るって言ってたからそろそろじゃね？」
と言ったそばから、店の扉が開いてこんばんはって声。
振り向くと目をまん丸にしてドンヒョクくんからユウタまでを見てビックリしてる子が立ってた。
「あれ、ロンジュンなんでいるの？」
ドンヒョクくんと同じことを言ってるこの子がジェノくんか。
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作者名：chato | 作成日時：2022年4月12日 23時
