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ジェノくんが来てあらためましての乾杯。
ルームシェアしてからたまにこうして外で飲んでるらしい二人。
本当に混ぜてもらっちゃって良かったのかな。
「今日はロンジュンから誘われたんですか？」
ジェノくんに聞かれる。
『ううん、元々私が誘ったんだけどロンジュンくんが予定があるって言って…』
「で、予定といってもジェノだしいいかなって。全然良かっただろ？」
「ビックリしたけどね。Aさんに会いたいと思ってたから全然良かった」
「お前がそういうこと言うの初めて聞いたかも」
って目を丸くしてるロンジュンくんと、そうかなって笑いながらビールを飲むジェノくん。
私もそんなことを言われて赤くなってるかもしれないのを誤魔化すようにビールを飲んだ。
楽しそうに話す二人。家でもこんな感じなのかな。
前にヨンホのところでこの二人がそろってるのを見てるけど、あの時はドンヒョクくんがいて
ほぼほぼ聞こえてくるのはドンヒョクくんの声だったから二人が話してるのは少し新鮮な感じ。
楽しそうに話してて私邪魔じゃないかなって思ってると、私にも話がわかるように
ちゃんと説明してくれる。今話してくれてるのは、実はもう一人高校時代の仲良しがいて、
ジェミンくんっていうとんでもないイケメンなのにめちゃめちゃ変わった子の話。
その子だけ遠くの大学に進学したんだけど長いお休みになったら帰ってくるらしい。
「ジェノの親友なんですよ。そのうちAさんも会えるかも」
『ふふ、機会があれば。楽しみにしてる』
「ていうか、お前今日ペース早くね？」
そういうロンジュンくんの声に、横のジェノくんを見るとすでに顔がほんのり赤いジェノくん。
ロンジュンくんがお酒強いのは知ってるけど、ジェノくんはそこまでじゃないはず。
なのにほぼロンジュンくんと同じペースで飲み進めてる。
『わ、ほんとだ。自分のペースで飲まないと、ね？』
へへって笑ってるけどこのペースで飲み続けたらロンジュンくんが抱えて帰ることになる。
「なんだか今日楽しくて。ね、Aさん」
『あ、ああ、うん。楽しいね』
いつも笑うとふにゃっとなる顔が今日は一層ふにゃっとさせて私に少し寄るものだから
変にぎこちない返事になってしまうし、ロンジュンくんはまた目を真ん丸にしてた。
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作者名：chato | 作成日時：2022年4月12日 23時
