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今日も休日。いつもより遅めに起きたら連絡が来てた。
久しぶりに遊園地で遊んだからか、いつの間にか寝落ちしてたみたい。
カトクをよこしてきたのは、1人はドンヒョクくんから。
もう1人はジェノくんだった。
ドンヒョクくんはまた遊ぼうねって、昨日いつ撮ったんだか知らない
私の写真を数枚送ってきてた。
ジェノくんからは ”楽しかったですか？”っていうメッセージのあと
返事がないから寝てると思ったのかおやすみの挨拶が律儀に入ってた。
”ごめんね、知らない間に寝ちゃってた ”
”昨日は久しぶりに遊園地で楽しんできたよ ”
って返して思い出した。
ドンヒョクくんに気付かれたよって言わなきゃだなあ。
あのあと、Aちゃんから伝えといてってドンヒョクくんに言われたんだった。
盗み見したみたいで今更言いにくいって。どのみち今後も会うくせに。
そのことを伝えようと書きかけたと同時にスマホがふるえて画面には
”イジェノ ” の文字に心臓が跳ねる。
電話なんてしてきたことないのに。間違えて押しちゃったのかな。
『もしもし？』
「あ、おはようございます。電話、大丈夫ですか」
『さっき起きたとこだから平気だよ。電話なんてめずらしいね』
「あ〜なんか…なんとなくかけちゃいました、すみません」
『ううん』
「昨日ドンヒョクから俺らのグループに写真送られてきて。楽しそうなAさんの写真。二人で撮ってるやつとか」
『えっ。うそ？』
「こんなの見たら俺とAさんが気まずいわってロンジュンが苦笑いしてましたけど」
当たり前だ。ロンジュンくんなんて8割がた私の会社での姿しか見てないんだから。
私もなんだか恥ずかしいじゃん。注意しとこ。
そして、ドンヒョクくんの話がでた流れで私たちが連絡取ってることを知られてたって伝えた。
「あいつそんな一瞬で認識するとか、どんだけAさんのカトク見てるんだろ」
経緯を話したら最初は驚いてたけど、そういって笑ってたのに。
「だけど、Aさんと俺の秘密がいっこ減っちゃったな」
そんなことを言ってまた私の心臓をつかむ。
ヨンホやドンヒョクくんからいろいろ言われたせいもあってか、変に意識してしまう自分がいる。
『そんなにたくさん秘密抱えられないよ、私』
そんな気持ちをごまかすように言った私の言葉に
ふふって笑ってるジェノくんの顔が想像できてそれでまたドキドキした。
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作者名：chato | 作成日時：2022年4月12日 23時
