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並んだ３つのワイングラス。
今日はヨンホとユウタとの95s会。
ヨンホのお店が不定休だから、ヨンホに合わせて不定期に開催される。
今日は地元駅から数駅離れたユウタオススメのお店まできた。
「この集まり久しぶりちゃう？」
『３ヶ月ぶりくらい？ヨンホ働き過ぎ…』
「お客様あってのうちの店ですからね」
いつもお店で会って話してるんだから特に話題があるわけでもないのだけど
同い年だからなのか心地よくて、仲良くなってからなんだかんだと集まってる。
お店ではいつも聞き役のヨンホがこの時だけはよく話すからそれもまた面白かったりする。
「そういや、相変わらずみたいやなあ、ドンヒョク」
『ああ、こないだヨンホのとこで一緒になったでしょ』
何日か前にドンヒョクくんからヨンホのとこにいるって連絡がきたけど
あいにく予定があっていけなかった。
ようやく大学の課題とかも落ち着いたみたいで遊びに行こうと誘われてるとこ。
「Aの好みとか俺らいろいろ聞かれたよね」
「そうそう。今デートに誘ってるんです言うてたで？」
『え、そんなことまで言ったんだあの子』
「まあ、話聞いた感じ…本気ゆうか、やっぱ憧れのお姉さん的な感じやったけどな」
『最近の大学生となんて何して遊んだらいいのか…』
と言いかけてふとジェノくんのことを思い出した。
ジェノくんだって最近の大学生だったな。
ドンヒョクくんと違って落ち着いた感じだから忘れてた。
「ま、その辺はドンヒョクくんに任せたらいいんじゃない？」
たまにはそういうのも楽しいよってワインを飲むヨンホ。
『まあ、そうだね。遊びに行きたくない訳でもないんだけど、なんか構えちゃってたな』
「確かにあの勢いで来られると多少身構えるわな」
「俺たちも社会人になって色々経験しちゃってるとね。一歩引く部分ってあるよね」
同い年だとこうやって同じ気持ちを分かち合えるから心地いいんだな。
「ほら、タイミング良く連絡きてるで」
ユウタに指摘されてスマホを見たらドンヒョクくんからのメッセージだった。
ヒョン達とばっかりじゃなくて俺とも遊んでねって。
今返事したら話どころじゃなくなりそうだからあとで連絡しよう。
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作者名：chato | 作成日時：2022年4月12日 23時
