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2【SY side】 ページ2

お腹が空いてると言う彼女に
近くのコンビニでパンやおにぎりを適当に買ってきた



スンヨン「俺は本当に大丈夫だから」



「そう?」



スンヨン「うん」



「あっっ」



スンヨン「ん?」



「お金持って来てない」



スンヨン「あ‥ 別に良いよ」



「けどそういうわけには」



スンヨン「本当に大丈夫だから」




「優しいね」



スンヨン「え‥」



「若いのに落ち着いてるし」



スンヨン「若いのにって
キミも若いでしょ」



「まぁね」



そう言うと彼女は
パンを口いっぱいに頬張り
無邪気に微笑んだ



‥‥‥。



こんな綺麗な子
初めて見るな



そんな彼女を見ていると




♪〜 ♪ 〜 ♪ 〜



え‥‥‥。



彼女は消えいるような声で
鼻歌を口ずさみ始めた



♪〜 ♪ 〜 ♪〜



その声はものすごく綺麗で
俺は無我夢中で聴き入ってしまった




‥‥‥。



「あぁっっっ、」



ビクッ…

スンヨン「ど、どうしたの?」



「鬼ごっこしたい」



スンヨン「鬼ごっこ?」



「うん。鬼ごっこ」



スンヨン「はぁ、、」



「あっ、私
朝までここに居るから
キミは適当に帰って良いからね」


スンヨン「えっ」



「とりあえず腹ごしらえもしたし
一眠りしようかな」



スンヨン「いや… あの
こんなとこで寝たら風邪ひくし
帰った方が良いんじゃ…」



「大丈夫大丈夫」



スンヨン「けど…」



「おやすみ〜」


そう言うと
彼女は体育座りをしたまま
顔を伏せ目を閉じた



スンヨン「えっ、」



嘘だろ


本気でここで寝る気なのか?



‥‥‥‥。




結局



スー スー スー ‥‥



そんな彼女の隣で
朝まで一緒に過ごしてしまった俺



バッッ


「えっっ、今何時!?」



突然目を覚まし慌てる彼女



スンヨン「朝の6時過ぎだけど」



「ウッソ
えっ、ってかキミ
帰らなかったの!?」



スンヨン「こんなとこで女の子1人残して
帰れないし」



「そんな大丈夫なのに」



スンヨン「大丈夫そうに見えなかったから」


「え?」



スンヨン「寝てる時
凄くうなされてた‥」



「嘘だぁ〜」



スンヨン「大丈夫?」



「え‥」



スンヨン「‥‥」



その日俺は一睡も出来なかった



隣で眠る彼女は

寝ている間
何度も涙を流していたから



「やっぱキミは優しいね」


スンヨン「え‥」



「ありがとう」



そう言うと



フワッ‥‥



スンヨン「っっっ」



彼女の唇が
俺の頬にソッと触れた

3【SY side】→←1【SY side】



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設定タグ:K-POP , X1 , スンヨン   
作品ジャンル:恋愛
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スンスン(プロフ) - omcさん» コメントありがとうございます(;;)最近更新出来てなかったんですけど頑張りますね(*^-^*)コメントとても励みになります♪本当にありがとうございます(*^-^*) (2019年12月29日 0時) (レス) id: 7628bf8481 (このIDを非表示/違反報告)
omc(プロフ) - 更新待ってます!^^ (2019年12月28日 0時) (レス) id: f9ed6aa5ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スンスン | 作成日時:2019年10月4日 19時

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