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「Aちゃん…?」
ついついぼーっとしてしまっていると、祐基くんが顔を覗き込んできた。
「…あ、うん、ごめん大丈夫」
「………」
「あーえっと…、祐基くんは明日も仕事なの?」
話題を変えようと、祐基くんに話を振った。
「ううん、明日は休みだよ」
「そっか。だからお酒買ってたの?」
「うん。今日は何となく飲みたい気分だったから」
「あ、私も同じ」
そう言ってから少し沈黙があった。
都会なのに今日は星が綺麗に見えるなーと思いながら夜空を見上げていると、祐基くんに「ねぇ」と声を掛けられた。
「ん?何?」
「一緒に飲まない?」
「え?」
「いやAちゃんが良ければさ、俺んちで一緒に飲まないかなって」
え…どうしよう。
何となく一人で飲むのは寂しいなと思っていた節もあったし、祐基くんちなら隣だし帰るのも楽だけど。
もし祐基くんに彼女さんがいるとしたら、そんな男の人の家に上がるのは駄目だよね。
合コンに来てはいたけど、人数合わせで急遽呼ばれたって言ってたし、もしかしたらお付き合いしてる人がいる可能性だってある。
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京(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます。たくさんの嬉しいお言葉恐縮です...!完結まで見届けて頂きまして本当にありがとうございました!番外編の方もよろしくお願い致します。 (2019年2月25日 10時) (レス) id: 4f5277fea8 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - はじめまして、ほぼ毎日ドキドキしながら更新を待ってました!完結お疲れ様でした。ラストに近づくにつれて涙止まらなかったです…。完結してしまって寂しいですが、番外編も書かれるとのことで最後まで楽しみにしています! (2019年2月25日 0時) (レス) id: 47a502277b (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - まのさん» まのさん、コメントありがとうございます。拙い文章ですが、これからも読んで頂けると嬉しいです! (2018年10月17日 22時) (レス) id: 4f5277fea8 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - だいすきです…すごく大好きです…!更新楽しみにしています……! (2018年10月17日 20時) (レス) id: 884b859a47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:京 | 作成日時:2018年9月18日 1時