19 sideYu-ki ページ19
.
「そんな事があってさ〜」
その日の夜、全員の仕事の休みが重なった為久しぶりに大学時代の友達4人で飲んでいた。
さっそく今日起きた嘘みたいな出来事を話したら、俺の隣で枝豆を食っていた稜雅がからかう様にニヤニヤしながら「何それ運命じゃん」と言ってきた。
「運命とかさみぃわ」
「寒いってなんだよ拓弥ー」
すかさず俺の向かいに座っている拓弥が稜雅に冷たい視線を向けながら呟いた。
「俺も運命じゃね、って思うわ」
「だよな？ほらぁ海だってそう言ってるじゃんかよー」
「海が言うのはいいけど、お前が言うと何かヤダ」
「何だよそれ、随分と理不尽だな」
そんな3人の会話を聞いている最中も俺の頭の中は彼女でいっぱいだった。
「そんなに好きなんだ？彼女の事」
終始上の空気味な俺を見て、斜め前に座っている海が頬杖を付きながらそう言ってきた。
「んん〜分かんない。何せまだ名前も歳も知らないからさ」
「じゃあ聞けばいいじゃん」
「え、そんなの無理だよ。相手は俺の事認識すらしてないんだよ？」
「でも声掛けなきゃ何も始まんなくね？」
まあ確かにそうだけど………
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
京(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます。たくさんの嬉しいお言葉恐縮です...！完結まで見届けて頂きまして本当にありがとうございました！番外編の方もよろしくお願い致します。 (2019年2月25日 10時) (
レス) id: 4f5277fea8 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - はじめまして、ほぼ毎日ドキドキしながら更新を待ってました！完結お疲れ様でした。ラストに近づくにつれて涙止まらなかったです…。完結してしまって寂しいですが、番外編も書かれるとのことで最後まで楽しみにしています！ (2019年2月25日 0時) (レス) id: 47a502277b (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - まのさん» まのさん、コメントありがとうございます。拙い文章ですが、これからも読んで頂けると嬉しいです！ (2018年10月17日 22時) (レス) id: 4f5277fea8 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - だいすきです…すごく大好きです…！更新楽しみにしています……！ (2018年10月17日 20時) (レス) id: 884b859a47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：京 | 作成日時：2018年9月18日 1時
