どたばた生徒会,さーど！【stpr】

嫉妬 ページ41

凜side



さとみが追いかけてきた



昔のこと、思い出してくれたのかな



私の事、思い出してくれたのかな



そんな期待なんて抱くんじゃなかった




さ)お前…Aは…ｯ




さとみは息を切らして言った



雨宮さん



莉犬くんも、さとみも。



雨宮さんが第1で。





ずるい。



ずるいよ。




私の方が、ずっとずっと好きなのに




どうして、雨宮さんなの？




どうして、私を見てくれないの？




凜)さとみのバカ！！！なんでアイツなの！？



感情が抑えきれない




涙が溢れる



ｷﾞｭｯ



さとみは私を抱きしめた




嫌だ



もう嫌なの




これ以上傷つきたくない




これ以上好きになりたくないよ




忘れたい




さとみのことも、約束も




全部全部、忘れてしまいたい




そのほうが、ずっと楽だから




凜)離して！！！



めいっぱい叫んでも、離してくれない



さ)離さない



ﾄﾞｸﾝ



嫌だよ




やめてよ




大好きだから…。




私だって、雨宮さんと話したい




仲良くなりたかった




けど




すとぷりと一緒にいるのはずるいよ





ずっとずっと夢見てきたことを
貴方は当たり前に叶えるんだ




許せなかった




悔しかった




だから、あんな事をした




間違ってるのはわかってる




歪んでることもわかってる




けど、これだけは言わせて






.







.








生きる理由をくれて、ありがとう




凜)…ｯ、ｸﾞｽ…ﾋｯｸﾞ、さと、み…ｯ




私は抵抗できなくなって





さとみに縋り付くことしかできなかった

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