検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:117,193 hit

大切だから ページ5

ななもり。side


俺たちは遠井さんと合流して電車に乗った


土曜日の朝と言うのに人がとても多くて
電車の中ではぐれてしまった


で、少し経って、Aちゃんを見つけた


すぐにAちゃんのほうへ行きたかったけど
あまりにも人が多くて動けなかった


意地でも動かなかったことに後悔した


Aちゃんが、痴漢に遭っていたから


な)!!?


Aちゃんは声を出す気配も無くて


俺も動きたかったけど、どうしても動けなくて



いよいよAちゃんが涙を浮かべた時に
人が減って、動けるようになった


俺はすぐに動いた


パシッ


痴漢野郎の手を掴んで


な)何?この手


自分でも分かるくらいいつもより声が低くなった


それだけ腹が立ってたから


すると痴漢野郎は動揺を見せた


な)俺の大切な子に何してんの?


痴漢野郎は逃げようとした


俺は力があまり無いから、手を離してしまった


一瞬焦ったけど、すぐに落ち着きを取り戻した


さ)よぉおっさん。ちょっと話しあわね?


さとみくんが痴漢野郎を捕まえてくれたから。


『なーくん先輩、さとみ先輩・・・グスッ』


また、泣かせてしまった


俺が傍にいなかったから


痴漢野郎もさとみくんがいなきゃ逃がしてた


ギュウッ


俺は抱きしめる力を強めた


な)ごめん、ごめんね・・・A・・・


この時俺は、初めてAを呼び捨てにした


『・・・ふふ、助けてくれてありがとう、です』


まだ目に涙を浮かべていたけど、笑ってくれた


よかった


な)はぁあぁあ〜・・・(ヘタッ


安心すると体の力が一気に抜けた


『なーくん先輩っ、大丈夫ですか!?』


Aは他人の心配ばっかりして・・・


そんなんだから、放っておけないんだよ


な)ごめんね・・・


俺は、あと何回Aに謝るんだろ


守ってあげたいのに・・・


『助けてくれただけで嬉しいです、ほら』


Aが俺に手を差し伸べる


ニヘッ、と笑う君が何だか愛おしくて


俺はAの手をとって


グイッ


『ひゃ・・・!?』


な)ごめんね?


『え』



チュッ




俺はAの唇を奪った

優しい→←れっつごー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (95 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
195人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , 学パロ , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆーあ(プロフ) - るるな。さん» いえいえ(((o(*゚▽゚*)o))) (2020年5月13日 21時) (レス) id: 269940dde0 (このIDを非表示/違反報告)
るるな。(プロフ) - さぅと*林檎飴さん» お話!!!!いいですよ!!!! (2020年5月13日 15時) (レス) id: 9990b6f538 (このIDを非表示/違反報告)
さぅと*林檎飴(プロフ) - お話しませんか? (2020年5月13日 15時) (レス) id: 082091570e (このIDを非表示/違反報告)
るるな。(プロフ) - ゆーあさん» ありがとうぅうう!!! (2020年5月13日 14時) (レス) id: 9990b6f538 (このIDを非表示/違反報告)
るるな。(プロフ) - さぅと*林檎飴さん» 貴方様ですかぁぁぁあ!!!ありがとうございますぅううぅう!!! (2020年5月13日 14時) (レス) id: 9990b6f538 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:るるな。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年4月3日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。