【あんスタ】人魚姫【月永レオ】 (ページ13)

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｢ま、取り敢えず今度からは気をつけなよねぇ？｣

『はぁい』

そんな私達の会話を聞いていたレオは

｢セナはお母さんみたいだなっ！｣

なんて、揶揄うようにそう言ってくる。そんなレオの言葉に反応するセナさん。

｢はぁ？王さま頭打ったわけぇ？｣

少し怒り気味に言うが、そんなことを気にせずにレオは

｢セナお母さん！｣

なんて笑いながら言う。レオのおでこにセナさんはデコピンを一発喰らわせる。レオは｢痛い！セナ酷い！｣なんておでこを抑えながらセナさんに怒る。

『今のはレオが悪いよ』

｢Aまで？！｣

私の言葉に驚きながらこちらを見るレオ。そんなレオにセナさんは話しかける

｢王さま、そろそろ教室戻るよ｣

｢えぇ！まだAと喋りたい！｣

｢はいはい、行くよぉ｣

レオの言葉も虚しく、セナさんは駄々をこねるレオの首根っこを掴み引きずる。そんな光景が懐かしくて私の口から思わず笑みが零れた。

私の声が聞こえていたのか二人ともこちらを不思議そうに見つめる。そんな二人に私は感じたことを伝えると

｢おかえり｣

声を揃えて私に微笑みながらそう言ってくれる。そんな二人に私は目を見開きながらも、返すように

『ただいま！』

笑顔でそう言った。