検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:101,441 hit

ページ5

日曜日、お母さんの再婚相手の人と会う日。外はあいにくの雨だった。そんな中待ち合わせ場所のファミリーレストランに私は足を進める。




そして、ドアを開けると定員さんがやってき、私は予約されていた名前を告げるとお母さん達が座っている席へ案内された。




私はお母さんたちと向き合うように椅子に腰を下ろした。
目の前で穏やかに笑うのはお母さんの再婚相手の人。私は軽く頭を下げた。






「A、この人が再婚相手の人なの」






母がそう言うと再婚相手の人は自己紹介をする。その名前に私は引っかかった。
だって






『月永さん……』


「はい」






苗字が推しと一緒なのだから。
私が苗字を呟くと彼は微笑んで返事をしてくれる。
苗字が同じ人なんてこの世に沢山いるなんてことわかっている。
それなのに、驚いて舞い上がってしまう私は重症だろう。






「Aちゃんは高校二年生だったよね?」


『え、あ、はい』






突然、彼にそう聞かれ私は少し驚きながらも頷く。






「うちの息子も高校三年生だから、仲良くしてあげてね」


『もちろんです』






高校三年生という言葉に私はレオくんを連想させる。
いやいや、偶然に決まっている。と、自分に言い聞かせる。
それでも心の中で期待をしてしまうのはそれ程までにレオくんが好きだからということにしておこう。

出会い→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (164 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
328人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りむ。 - こちらこそ、すてきなさくひんありがとうございました!! (2021年3月25日 8時) (レス) id: 76d2fea91c (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - ぽぽ様の作品をいつも拝見させて頂いてます。ここがぽぽ様の憩いの場、ストレス発散出来る場所となるように願ってます。あと、いつも楽しく作品を見させてもらってます。これからも執筆活動頑張ってください!私はぽぽ様の味方です! (2021年2月23日 11時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
詩帆(プロフ) - ぽぽさんは、強いと思います。きちんと向き合えるから。だから負けないでください。! (2021年2月21日 18時) (レス) id: 46695abdda (このIDを非表示/違反報告)
詩帆(プロフ) - 離婚してからも、母は私達子供とは何度か会いましたが2年前から全く会っていません。愛想を尽かしたのでしょうか… (2021年2月21日 18時) (レス) id: 46695abdda (このIDを非表示/違反報告)
詩帆(プロフ) - けど、お父さんは私達子供が好きだったみたいで…  挙句の果てには、母は浮気しました。 (2021年2月21日 18時) (レス) id: 46695abdda (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年1月26日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。