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松村北斗こんにちは。今から会えたりしますか。
Aちょうど仕事が終わったところです、会えますよ。
松村北斗よかったです。○○駅で待ってます。
Aわかりました。すぐに向かいます。
一瞬、松村北斗という名前を見て誰だかわからなかったけどすぐに自分の恋人である事を思い出した
「京本さーん、これからみんなで飲みに行くんだけど一緒にどう??」
『すみません、先約があって…』
「なになに彼氏?(笑)」
『まあ、そんな所です』
自分で言っててなんか変な感じだけど仕方がない
とにかく今は、松村さんを待たせてしまっているから待ち合わせ場所に向かわなきゃ
『じゃあお先に失礼します』
荷物をテキトーにカバンに突っ込んで、早足で会社を出る
この感じ、久しぶりだ
こうしてまた、家族以外の誰かとの待ち合わせ場所に急ぐなんて思ってもみなかった
『やっば。松村さんってどんな顔してたっけ』
待ち合わせ場所に着いたけど、松村さんがどんな人だったか思い出せない。昨日、暗いところで少し話しただけだもん、そりゃ忘れるよね。
彼氏の顔を忘れる彼女なんてきっと私しかいないだろう
北斗「あのー、俺ならここにいますよ」
『わっ!びっくりした…』
北斗「すいません、驚かしちゃったみたいで。でも、ずっとここにいるのに気づいてないみたいだったから」
うわー、やっちゃった
失礼にも程があるよね本当にごめんなさい。って心の中で何十回、何百回と謝っておく
北斗「とりあえず、移動します?ここじゃあれなんで」
『そうですね』
出会って1日目、そして交際1日目
ぎこちないけれど、いわゆる“デート”が始まった
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作者名:咲莉 | 作成日時:2021年9月20日 0時