期限付きの恋はじめました【Hokuto.M】 (ページ4)

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『ただいまぁ』

大我｢あ、おかえり〜。遅かったじゃん｣

『買い出しもあったしちょっと遅くなっちゃった』

大我｢そっか｣

『うん。あ、あと彼氏できた』

大我｢へー……って、彼氏！？｣

あれから松村北斗さんとお話をしたり連絡先を交換したり、終いには買い物まで付き合って貰った

1年間という期限付きの関係

その条件は私にとって都合が良かった。だって、それなら最初から割り切っていられるし傷つくこともないでしょ？

きっと松村さんもなにか事情があってそんな条件を出してきた。それならお互い好都合じゃん。

大我｢彼氏って、大丈夫なの？｣

『うん。実は無意識のうちに気になってる人がいてさ、この人なら大丈夫だなって思えたんだ』

お兄ちゃんには、1年間だけだなんて口が裂けても言えない。心配かけるだけだし、お兄ちゃんの事だからパニックになりそう(笑)

大我｢A、無理だけは良くないからね。俺、Aが悲しんでる姿見たくない。｣

『わかってる。でも私も、少しずつ前に進んでいかなくちゃ』

大我｢Aってさ…すごい良い子なんだね｣

『なに急に(笑)』

この1年間、絶対に上手くやり遂げてみせる

松村北斗さんの事をめちゃくちゃ好きになって、幸せな時間を過ごして

そして、

終わりにしよう

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