白銀の魂を持つ女侍 1

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5分前の私に物申したい。


ここ、出そうだからやめとけと。

「いぃぃぃぃやぁぁぁぁぁああ！！！」
汚れた人形の首がゴロゴロ転がっている。

「やや乱れてようセイイェイ！」
恐怖を吹き飛ばすように歌っている。

いやー。BZって本当にいい曲沢山だよね。

「ねぇ、めっちゃ怖がってない？」
野薔薇がAを指差して言う。

「うん。あいつ、めっちゃ怖がりなんだよね。だからよく変な歌を歌いながら進むんだよ。あ、体めっちゃ震え出した。見とけよ。次はもっと変だから」

「放送コードがなんぼのもんじゃーい！ブレーキなんて必要ねぇー！

あーの人き○がいだーから！」
お通ちゃんの放送コードがなんぼのもんじゃいを歌い出した。


『うううぅるさぁぁぁい！！！』

「呪霊にすらうるさいと言われてるAウケる」

「てめーもなぁ！！」
エクスカリバー刀(木刀で金額は2,500円)でフルスイングした。

そして呪霊は叫び声を上げて消えていった。

「お前、大丈夫か？」

「めちゃくちゃ怖かった。呪霊は怖くないけど、行くまでが怖かった。見てこの足ガタガタよ。笑ってるよ。」

「お前、昔から怖いの大の苦手だもんな」

「うん。」

「そんなんで大丈夫なの？」
野薔薇が呆れたようにAに言う。

「だいじょばない」

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