〉クリスマス ページ29
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『もう出来るからね〜』
翔太の家に入るなり、
ご飯でクリスマス気分を味わせてあげようと
気合を入れて作っていた。
.
『お待たせ！どうぞ召し上がれ〜』
翔「いただきます！…うわっ、うっま！」
小食なはずの翔太が勢いよくバクバク食べ進める。
『気に入ってくれたみたいで嬉しいよ(笑)』
そんな姿を見ながら、
心の中がどんどん翔太で満たされていくのを感じていた。
翔「そういえばさ、聞きたいことあって」
そう言うと視線が私の手に。
翔「指輪…どうしたの？」
『あぁ、正式に離婚した！あの人から連絡が来て会いに行ったでしょ？その時に離婚届にサインしてもらってたんだ』
翔「電話では何も…」
『翔太にはこのこと直接言いたかったから言わなかった。ごめんね？』
目の前では驚いている様子の翔太。
『だからもう苗字だって旧姓に戻ったし、大阪行くから仕事もやめたし…心機一転再スタート！(笑)』
そう言って笑っていると突然掴まれた手。
翔「…じゃあもう遠慮なく俺のこと好きにさせていいってこと？」
『え？』
翔「今までジャニーズ入った理由言ってなかったけど…俺はお前に好きになってもらうためにジャニーズ入ったわけ」
『テレビで言ってたから知ってる。それ本当に私なの？』
翔「…あの頃めちゃめちゃ横山くんと村上くんに嫉妬してた」
『…ぷっ(笑)』
翔「いや笑い事じゃねぇから！(笑)」
お互い笑い合っていると自然と視線が合い…
そのまま私たちはキスをした。
『今日はするんだね、』
翔「この前はお前弱ってそうだったし？それにまだ他の人の奥さんだったわけだし」
『…その前にキスされたことあったけどね？』
居酒屋でキスされたことをイジってやった。
翔「あれは…！」
『まぁもういいよ。許してあげる(笑)』
翔「それでさ、改めて言うけど…俺はAのことが好き。付き合ってください」
『…こんな私でよければお願いします』
そう告げると立ち上がって抱きしめられた。
翔「もう離さない。俺が幸せにする」
『うん。ありがと』
学生の頃から
心の奥につっかえていたものが
なくなった感じがした。
きっと私は翔太のことが
ずっと好きだったんだろう。
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こうして私たちは
両思いだった小学生の頃からの長い時を経て、
ようやく付き合うことができたのだった。
fin
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ルナルナ(プロフ) - 莉さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいです…しかも初コメ。歓喜です(TT)その設定もアリですね、考えさせていただきます。リクエストまでありがとうございました！！ (2020年12月11日 23時) (
レス) id: 01e3878cdd (このIDを非表示/違反報告)
莉(プロフ) - めっちゃ楽しかったです。この後の、もしも結婚し子供が産まれた話が読みたいです！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: 246f5b3bec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナルナ
| 作成日時：2020年11月16日 20時
