〉あの頃と同じ ページ27
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あの電話がかかってきた後、家を飛び出した私。
その電話をかけてきた人物は父親で。
母が事故に遭って病院に運ばれたという連絡だった。
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大阪へ戻り病院へ直行すると、
母「あれ？A？どうしたのそんな慌てて」
意外にもケロッとしていてホッとした。
『お父さんから事故に遭ったって連絡が来て…』
母「ごめんね〜別に大したことないのよ。奇跡的にかすり傷で済んだみたい」
両親には離婚したことは報告済み。
そっちで頑張らなくても、
資格があるなら大阪で一緒に住みながら働けば？
なんて言われていたけど断ってきた。
…でも、こんなことがあって、
もし次に両親に何かあったらと考えると
近くにいてあげたいと思った。
この私の考えを聞いたら翔太はどんな顔するかな…？
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それから私は考えを母に伝え、
勤めていた園にも相談するとあっさりOK。
その日のうちに都内の家に戻って
引っ越しの準備をしていた。
小学生の頃と違って
今は翔太とも連絡は取れる状況だし、
ちゃんと話そうと電話をするも返事はなくて…
そしてあの頃と同じように、
翔太には伝えられないまま大阪へと引っ越した。
…
……
クリスマス前日、
母が退院するというので付き添うことに。
翔太からの連絡も結局ないし、
明日のクリスマスは寂しく家で過ごそうかな？
…なんて考えていた。
時間を確認しようと携帯を取り出すも、
怒涛の忙しさで充電することさえ忘れていて電池切れ。
そのまま特に気にすることはなく、
久しぶりにランチをしたり買い物をしていたら
家に着く頃にはすっかり夜になっていた。
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ルナルナ(プロフ) - 莉さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいです…しかも初コメ。歓喜です(TT)その設定もアリですね、考えさせていただきます。リクエストまでありがとうございました！！ (2020年12月11日 23時) (
レス) id: 01e3878cdd (このIDを非表示/違反報告)
莉(プロフ) - めっちゃ楽しかったです。この後の、もしも結婚し子供が産まれた話が読みたいです！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: 246f5b3bec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナルナ
| 作成日時：2020年11月16日 20時
