笑わない女に恋をした《青》 (ページ3)

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結局先生の頼みを受けることになり。

放課後、先生に教えてもらった住所へ向かう。

『この角を曲がれば家か…てっ！？』

曲がり角を曲がれば目的地！

というところで、突然誰かに腕を引っ張られた。

『っ、誰かたすけt…「しーっ！黙れ！」

突然腕引っ張ってきたかと思えば黙れって…

え、変質者か何かですか！？！？

？「お前、俺と同じ学校だろ」

『は！？なんでわかんの』

？「いや制服うちの学校のだし…」

あぁ、そういうことね。納得。

…って、

『あんた誰？急にこんなことして』

翔「あ、悪ぃ。俺、渡辺翔太」

『え、渡辺翔太って…』

翔「…？」

私この人にプリント届けに来たんだよね？

あれ？自宅謹慎なんじゃなかった、っけ？

バリバリ外出してますやん。……いいの？

『私あなたにプリント届けに来t…「待って」

『へ？』

翔「…ちょっと頼みがある」

『…頼みって、なに？』

恐る恐る聞くも…

聞かなきゃよかった、と少し後悔した。

翔「ちょっとさ、彼女のフリ(・・)でいいからしてくれない？」

『……は？？？？』

さっさとプリントを渡して帰ろうと思ってたんだけど…

そうもいかないみたい。

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