【鬼滅の刃】ごしん。

漆話 恐怖 ページ8

善逸視点

隊服と日輪刀が届いてからというもの毎日毎日任務任務！
鬼を殺せなんて無茶いうよ！
今までは何故か鬼に喰われる前に誰かが助けてくれてるみたいだけどさぁあ！
絶対今日の任務で死ぬ！ていうか任務に行く前に過労で死ぬ！

なんて考えていたら今日の任務の目的地である山についた。

え？嘘でしょ。はや過ぎない？
こんな近いなんて聞いてないよ。
この雀喋んないし。
昨日は鳥が場所を伝えに来たけど。
鳥が喋れるなんて知らなかったけど。

『我妻善逸。』

｢ひっ！｣

び、びっくりした！
なんの音もしなかった！
何だこの人！！

『私は檎蜃A。
貴方の今日の任務を一緒に行うの。』

｢あっ！そうなの！あ、あの俺めちゃくちゃ弱いんです！できれば守ってもらえないでしょうか！？！｣

『階級が下の隊士を守るのも柱の仕事ですので、』

…それに気のせいだと思っていたけど、
感情の音が全くしない。

なんでだろう。

｢あ、あの！なんで鬼を殺すの、怖くないんですか？
その、失敗したら鬼に食われちゃうかもしれないし…｣

『鬼を殺すのは任務だから。』

幽かに恐怖の音が聞こえた気がする。
ただ、ここではない、ここの近くで。
でも確かにこの人から
深く根付いたかのような音が。


∽∽∽∽作者小話∽∽∽∽

え？
話し方とか善逸っぽくないと思ったでしょ。
う、うるさいッ！
別に苦手なわけじゃないんだッ！！
ただ不得意なだけです。
任務の設定、チュン太郎は喋れねーんだわってなって
めちゃくちゃ焦った。
誰か天才的文才を分けてくれたまへ


…天才的文才って言いやすくね？
的抜くと韻踏んでるし…

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