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side SC
リヒトは甘えることを知らない 。
いや 、自分を甘えさせることを知らないんだ 。
いっつも限界こすくらいまでしていて 、それでもまだまだだ 、と言い張る。
正直心配だけど 、、
「 俺ちょっと 、外出てくる 」
シュアの言葉にもただ笑うだけで 、休憩だ 、と言っているのに ジョンハンに引っ付いていかないのもいつもと違う光景だった 。
でも 、何よりいつもは白くてきれいな肌なのに 、目の下にうっすらクマが出来ていた 。
相当寝てないな 、と感じる 。
何があっても 、自分の容姿がCaratを心配させる原因になっちゃダメだから 、と徹底しているのに 。
SC「 あ〜 、俺リヒトの所行ってこようかな 」
「「 俺が行く 」」
2つの声が重なる 。
重なった主達は 、お互い顔を見合わせて少し笑う 。
SC「 よし 、行こう 」
JH「 え 、クプスも？ 」
JS「 俺らだけでいいのにな〜 」
SC「 なんなの ？ え ？ 」
．
案の定電気がついているのは作業室 。
ｺﾝｺﾝ
「 …… ネ〜 … 」
俺らだと気付いているのか 、少し声が固くなる。
SC「 入るよ 、リヒト 」
「 あ〜 、スンチョル …… 」
へへへ 、と乾いた笑いをうかべる 。
JH「 …… へへへ 、じゃないでしょ 」
「 …… ミアネヨ 」
JH「 お前毎回謝るけど 、分かってんの ？ 」
JS「 ジョンハン 、 」
JH「 お前ただでさえ体力少ないんだから 、」
「 分かってるよ 」
「 俺だって 、分かってるよ 」
いつもみたいに安心させるように笑うんじゃなくて 、苦しそうにただ下を向いて呟いたリヒト 。
「 …… 怖いんだよ 、みんなに置いていかれるのが
。 俺なんか体力ないし 、ラップだって上手く発音できなくてまだまだ 。
なのに今回ダンスも上手くできなくて 、 」
ところどころ詰まりながら話す 。
「 …… 分かってるんだ 、自分の限界くらい
だけどそれを越さないと俺は …… 」
JS「 何をそこまで1人でおいつめてんの 」
SC「 シュア …… ？」
JS「 お前充分頑張ってる 、なんて言ってもまだまだだって言うんだよね ？
たしかに限界越すくらい練習するのはいいことかもね 。そこは人それぞれ 。
だけど …… リヒトが苦しみながらダンスして 、目の下にクマがあるのに寝ないで曲を作るのを見て 、苦しむのは誰？ 」
やっぱり 、俺達はきっと同じことを思っている 。
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はちみつミカン - 面白いですね！毎回ニヤニヤしながら見ちゃいますwホントに推したちが尊いです。更新頑張ってください。 (2019年8月21日 18時) (
レス) id: ee2de468cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こ | 作成日時：2019年6月11日 20時
