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eight ページ8
『私も悩んでるから貴方に相談してみようかなって。そしたらイーブンでしょ？』
だけど内心で彼になら話してもいいと思う自分が居たからだろうか、意志とは裏腹にこんなことを口に出していた。
「相談って、何を」
『私の個性の話』
彼はピクッと少し反応を示したものの、言葉は返してくれなかった。
何故か私は初対面の名前も知らない彼に私の身の上を全て話していた。
こっそり彼の心を読んでいたことも、路地裏に来る理由も、自分が嫌いなことも。
心を読んだことを知って諦めたのか、彼も同じように胸のうちを教えてくれた。
きっと私も彼も初対面だからこそ話せたんだと思う。
他人に興味を持ったのは久しぶりだ。
彼を引き止めたのも、彼の綺麗な瞳に目を奪われていたからなのかもしれない。
久しく汚いものしか見ていなかった私は、綺麗なものを再び知ってしまった。
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パラ(プロフ) - この小説すごく大好きです！この先どうなるのか、とても気になります！更新頑張ってください。 (2017年12月8日 7時) (
レス) id: f36bf98a59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち | 作成日時：2017年8月15日 14時
