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eleven ページ11
今日も彼は現れそうにないので路地裏を出る。
すると勢いよく道を走ってきた少年にぶつかった。
「ああ！ごめんなさい！大丈夫ですか！？怪我は！」
『大丈夫です。お気になさらず』
とは言ったものの、膝を擦りむいていたらしく彼はそれを見て
「あああごめんなさい！怪我させちゃった…すぐに手当しなきゃ…！」
と慌てている。
誰も通らないであろう路地裏から出てきた私も私だ。
『大丈夫、大したことないから。家もすぐそこだし』
「本当ごめんなさい…また今度絶対お詫びするんで！お名前は…」
『お詫びなんて構わないけど…名前はA』
「そういう訳にはいかないんです！わかりました、Aさん。僕は緑谷出久です」
『は、はぁ』
「では失礼しますね！本当にごめんなさい！」
そう言うと彼はまた走って…ではなく今度は早歩きで去っていった。
かなり急いでいるらしい。
止めさせて悪かったな…と思いつつ帰路につく私だった。
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パラ(プロフ) - この小説すごく大好きです！この先どうなるのか、とても気になります！更新頑張ってください。 (2017年12月8日 7時) (
レス) id: f36bf98a59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち | 作成日時：2017年8月15日 14時
