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今日は仕事が定時で帰れたから
晩ご飯の材料を買いに行こう。
｢あれ、姉ちゃんじゃん｣
｢颯太？！なんでここにいるの？！｣
｢いや、友達の家がここら辺で、寄っていくついでにお菓子でも買っていこうかな〜なんて笑｣
｢颯太また背のびた？｣
｢うそ〜？姉ちゃんが縮んだだけでしょ！｣
｢うるさいうるさい。
同じ姉弟なのになんで私の身長は伸びないんだ｣
｢神様は俺の見方してくれてるのかな〜｣
｢何言ってんだ｣
｢てか家まで荷物持とうか？｣
｢そんな重くないけど｣
｢まあ姉ちゃんだから余裕か！｣
なんて言われたけど、
しっかり家の前まで運んでくれました｡
｢ここでいい？｣
｢颯太ありがと〜！助かった｣
｢俺、優しい弟だな〜｣
｢自分で言うことじゃないのよ｣
｢えーーー、優しいでしょ俺｣
｢ちょっとね｣
なんて言ったけど、
ほんとに優しいし、すぐ泣いちゃうけど、
男らしいとこもある、自慢の弟だ。
｢お母さんによろしく言っといて！｣
｢はぁい、じゃあね〜｣
って颯太をマンションのエントランスで見送ったと同時に、
バイト終わりの光輝くんが帰ってきた。
｢光輝くんおかえり｣
｢…｣
あれ、
｢光輝くん？｣
｢…｣
少し元気がない感じだった。
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作者名：なの｡ | 作成日時：2021年9月23日 13時
