4話 ページ6
・
学園長「そこで死んでる人は置いといて、結局“別の大きな何か”ってなんなんです!?」
「だから、知らないって。」
まあ、蛇の力なんだろうけどさ。
それしかないじゃん?
ボクの力なんて。
学園長「ふむ…。まあいいでしょう。詳しくは聞きません、私優しいので。」
「ワー、アリガトーヤサシイネー。」
学園長「もうちょっと感情込めましょう!?」
「ありがとうございます!ボク本当に不安だったから……優しい学園長に出会えて良かったです!ニコッ」
学園長「…え?」
いや、もうちょい反応してよ。
そっちがもうちょっと感情込めろって言うから、本気出したのに。
「ねえ、何か言ってよ。君が言ったんだよ?もっと感情込めろって。」
学園長「あ、ああ…いや、そうなんですけどね…?ちょっと予想外だったというか…。」
監督生「ラティ様の演技力ナメてんですか?」
学園長「すみません!!!!」
すごい形相をした監督生クンが、学園長を睨んだ。
怖ーw。
ヴィル「アンタ、中々いいじゃない。アタシはヴィル・シェーンハイトよ。よろしく頼むわ。」
「ヴィーくんね、よろしく。」
ヴィル「…まあ、いいわ。」
一瞬顔を顰めたけど…なんだったんだ?
すると、後ろから顔が近づいてきて、ボクの首筋あたりの匂いを嗅ぎ出した。
「…変態?」
?「…お前、雌か?」
「男だけど?」
?「いや、この匂いは雌だろ。」
ライオンの耳が生えた人がそう言うと、学園長がすごい騒ぎだした。
なんでも、ここは男子校なのだそうだ。
「だから、ボクは男だって言ってんじゃん。」
?「獣人の鼻を誤魔化せると思ってんのか?」
「ッ、なんなのお前、黙ってくれないかな!?」
上手く事が進まなくてイライラしてしまって、つい大きな声を出してしまった。
「ああ、もう。認めるよ!ボクは女だ。でも、女性扱いなんてしたら目玉をえぐりとるから。」
学園長「怖いこと言わないでください!!!」
その後、明日職員室に来るように言われて解散した。
ボクはアズくんに連れられて、オクタヴィネル寮へと向かった。
・
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユノン - 更新は無理せずゆっくりでいいですよ。 (3月19日 7時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 七瀬さん» 分かりました、楽しみにしてます! (3月18日 17時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - ユノンさん» 良かったです!夜光とデュースの件、了解しました! (3月16日 19時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - イラスト見ましたとても良かったです (3月12日 17時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 七瀬さん» 夜光を出して欲しいです、夜光とデュースの絡みが見てみたいです! (3月12日 16時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:七瀬 | 作成日時:2022年6月28日 23時