8話 ページ9
カミュ「…今の光景は一体なんだ？イレブン…お前、この光る根っこに…何かしたのか？」
イレブン「いや、僕は別に何も…。」
これは…大樹の導きというやつですね。
過去を映し出してくれるもので、その仕組みは私もよくわかっていない。
犬「くぅーん…。」
カミュ「マジか…このワンコロが木こりのおっさんだってのか…？」
「そのようですね。ふふ、イレブンさんとの旅は退屈しなさそうですね。」
カミュ「まあ、どのみち橋が直らなきゃ俺たちはこの森から出られないか…。」
というわけで、いたずらデビルが入っている宝箱の場所へ行きました。
？「ケケケケ、来たな来たな♪」
この声は…いたずらデビル？
まあ宝箱の中から聞こえているし当たりだな。
デビル「ジャジャジャジャーン！参上！オレは…いたずらデビル！」
カミュ「ふーん………で？」
デビル「ウゲーッ！リアクションが悪いぞ！ならこれでびっくりさせてやる！いっくぞー！！」
いたずらデビルはなにかビームを出したが、私たちは軽々と避けた。
カミュ「おいおいどうした、それで終わりか？もっとびっくりさせてくれよ。」
「煽りますねぇ。」
デビル「なんだとー！生意気なヤツらめ！なら今度はオイラの強さでビビらせてやる！いくぞぉ！」
おやおや、懲りませんねぇ。
カミュ「スリープダガー！」
イレブン「かえん斬り！」
ふむ…これくらいならいいですかね。
と思っていたらいたずらデビルはギラを唱えてきた。
イレブン「あっつ！！」
カミュ「くそっ…厄介なもんしてきやがるな！」
「メディラ。」
メディラは味方全員を回復させる技。
イレブン「ありがとう！」
カミュ「悪い！」
「…ハマオン。」
デビル「ぎぇえええ！！！」
破魔属性の魔法をいたずらデビルに放った。
「…なんでしょうね、あなたとの戦闘はとてもつまらない。…消え失せなさい。」
い「な…なんてこった…。オイラの方が、ぶったまげたァァー！」
そう叫んでいたずらデビルは消えた。
イレブン・カミュ「「(ネビュラを退屈させてはいけない。)」」
なんか2人が真顔で頷きあってるんですけど…。
？「おーい！おーい！旅人さんがたー！！」
向こうの方からふくよかな男性が走ってきた。
カミュ「…まさかアンタ、あのワンコロか？」
マンプク「ワンッ…じゃない、おう！オラは木こりのマンプク。アンタらのおかげで人間さ戻れただ。」
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作者名：七瀬 | 作成日時：2021年8月12日 3時
