ゼパイルという人 ページ46
「そうそう！」
「俺達が見つけたのもゼパイルって人が先に目つけてた。」
「とりあえず買値つけた商品見に行こうか。」
＿＿＿＿
ゴンとキルアが目をつけ、買値をつけた商品は4品中3品を落札できたが、壺のような品物はゼパイルという人に落札されていた。
「3勝1敗ってとこか。」
キルアがそうつぶやき、私たちは落札した商品を売りに行く。
オークション会場に持っていくと、買取はしていないとのこと。
話をしてくれたおじさんは「業者市にいったらどうだ」と提案してくれたので、従って業者市に行く。
業者市では、優しそうな顔の少し小太りのおじさんが親身になって話を聞いてくれた。
買い取って欲しい3品中2品はそれなりの価値になったが、木像だけは1ジェニーにもならないとの事。
「この2品を42万Jで売ってくれたら、この木造を8万Jで買い取るよ！」
と、価値のないものが8万Jになるとのことでお願いしようとしたら、
「待ちな！」
と、青年が現れた。
「坊や、騙されちゃいけねぇぜ。」
「なっ、私は騙そうとなんて！」
「その木像に8万Jもの値をつける鑑定士なんざいねぇよ！お前が欲しいのはその中のお宝だろ！」
青年の話によると、この木像は特殊な加工がされており中には物凄い財宝が眠っているらしい。
すると店の奥からイカついおじさんが出てくる。
そのおじさんもその木箱の知識があるのか、あらゆる可能性を提示し、
お宝は既に抜き取られていて何も入ってなかったらどうするのかを青年に呼びかける。
「何も入ってなかったら、一生アンタの言いなりになってやるよ」
と、覚悟の一言を青年が吐く。
イカついおじさんもその覚悟に負けたのか、
「諦めな」
と、騙そうとしてきた鑑定士に言う。
青年の言う通り、その木像を開けてみると金銀財宝装飾品がわらわらと溢れ出てくる。
後の話で、彼がゼパイルだとわかった。
ゼパイルは本当にいい人だということが分かり、
最初は
「報酬は2割でいい。」
と言ってきたが、
「俺たちができるのはせいぜい飯を奢るだけだ。」
と、キルアが言うと
「そっか。じゃ、それでいいよ。」
と言った。
木箱の中身が財宝だと知っていて、オークションではゴンたちに対抗しようと思わなかったのは、心が綺麗な証拠であろう。
そんな素敵な心を持った彼にゴンとキルアは彼を仲間にしたのだった。
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かすみ(プロフ) - もるさん» 初めまして！コメントありがとうございます！お返事遅れてしまってすみません、、。更新頑張ります！多忙でかなーり亀更新になると思いますが気長に待っていただけるとうれしいです！ (2022年7月25日 23時) (
レス) @page50 id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)
もる - 初めまして！とてもかわいい主人公ちゃんで読んでいて癒されました！文面からも作者様の温和なお人柄が出ているように感じました。忙しいかと思いますが、更新楽しみにしています♪ (2022年6月29日 3時) (レス) @page50 id: 2766806a74 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - しろさん» はじめまして！コメントありがとうございます！嬉しいです！頑張って作ろうと思います！少し待っていてください！ (2022年5月27日 2時) (レス) @page50 id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)
しろ - はじめまして！このお話とても好きです！続きは書かれないのでしょうか？？ (2022年5月20日 13時) (レス) @page50 id: 1cd0628146 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - ちくわさん» ありがとうございます！がんばってみます！ (2020年12月29日 10時) (レス) id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞 | 作者ホームページ：http://narutodreamer
作成日時：2020年9月11日 13時
