2話 ページ4
『おはようございます。
イギリスから転校してきました。闇斎Aです。一応日本人です。よろしくお願いいたします。』
私はそれからクラスメートを見回して、ニッコリと微笑んだ。
微笑み。
第一印象が良くなる決め手。
どうせこのクラスもすぐに転校でサヨナラだろうけど、なるべくいやな思い出は作りたくない。
その時に、気付いた。
昔の友達、まゆみが居たことに。
まゆみとは昔からの友達だった。
一番仲が良かったし、私が転校しなかった一番長い期間の中なので、一番印象がある。
よく見れば、昔、トモダチだった人がちらほらと居る。
ここは友情網を作るのが意外と簡単かもしれないな。
「稲野せんせーい！わたし、闇斎さんに質問しても良いですかー?」
「結愛さん。ええ。どうぞ。」
すると、声をあげた女生徒が一人。
垂れ目くるくる髪のヒロイン、と言う言葉が似合いそうな人だった。
名前呼びか……稲野にも相当気に入られているのだろうな。
「Aちゃんで良い?Aちゃんで、英語喋れるのー?」
嗚呼。いきなり名前呼びか。こいつ、嫌いだ。
『ええ。私は一応帰国子女、と言うものなので。イギリスには4ヶ月程いましたしね。』
私はまたもや、にこやかな顔で対応する。
すると、女生徒は敬語じゃなくていーよー、と言いながら席に座った。
「闇斎さんは、後ろの佐中君の隣ね。ほら、あそこ。」
私は稲野が見たところを見た。
そこは、廊下側の後ろの角の席。詰まり、私は角から一つはずれた場所だと言うこと。
私はそこまで歩いて行った。
そしてその席に腰掛け、佐中君の方を見る。
『佐中君……ですよね。宜しくお願いします。』
佐中君。茶色味のかかった髪の毛をした、顔が整っている男の子だった。
佐中君はこちらをちらっと見ると、すぐに目をそらして読みかけの本に目を戻した。
ﾁｯ。何て奴だ。
私が折角挨拶してやってるのに無視してんじゃねぇよ！
その言葉が喉まで出かかったので、表情を笑顔で固めて言葉を殴り殺す。
危ない危ない。
転校初日にやらかすところだった。
その内に朝の会的な物は終わっていたみたいで、クラスメートは席を離れておしゃべりをしていた。
「Aちゃーん！」
すると、可愛らしいソプラノの声がした。
さっきの女生徒だった。
その女生徒が近付いてくると、他の女生徒達も近付いてくる。
この子、人気者なのだろうな。
この時は本当にその位にしか思ってなかったんだ＿＿＿
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マナ - 綾部伊沙さん» 夢主が録画した内容はどのタイミングで聞かせるのでしょうか？ (2022年5月29日 20時) (
レス) @page8 id: 3a1f179aac (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 綾部伊沙さん» 親友は本作の主人公の味方にできますでしょうか？ (2022年5月21日 16時) (レス) @page6 id: 3a1f179aac (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 本作の主人公の親友は本作の主人公の味方に付けることはできますでしょうか？ (2022年5月18日 20時) (レス) id: 3a1f179aac (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 名前固定の方が読みやすい… (2022年5月17日 22時) (レス) id: 3a1f179aac (このIDを非表示/違反報告)
綾部伊沙(プロフ) - マナさん» アッ さっきのURLとこの作品、コピペしてるだけなんで一門一句同じです……… 全く内容同じなんでそっちを是非…… そっちを評価してくれたらうれしいです……! (2022年5月17日 21時) (レス) id: b1825981c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾部伊沙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/e8e9c819a37/
作成日時：2022年5月17日 17時
