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『ねぇ、薫。もう良くない?魔法。全員忘却させれば。』
「だな。おれもそれでいいと思う。」
もうどのみち魔法を見られたので、開き直って使いまくることにした。
私は箒から降りて、地上戦に加わる。
『エクスペリアームス！』
武装解除しまくって、敵のクナイを奪いまくる。
全員が、化け物を見るような目で見てくる。
人間なのにね。
『ああん！てめぇらそんなもんか！？ざーこ！』
煽ると、よわーいマグル(魔法が使えない人)がむかってくる。
雑魚いね。
魔法使うまでもなくて、クナイで弾いてた。
すると。
ちょっと油断した時だった。
向かってきたのであろう鉄の塊。
風を切る音。
頬に伝う、生暖かいもの。
側に落ちていたクナイ。
頬を、切られた。
その事実が私を最高に苛つかせた。
『てめぇ！私の高貴な顔に何すんだボケェ！
塀に埋まっとけクソが!!』
クナイを投げたソイツまで思いっきり近づいて、胸ぐらを掴んで思いっきり塀に投げつけた。
バアァァアンと派手な音がして、ソイツは塀をつきやぶった。
クソ。埋めてやろうと思ったのに。
『てめぇら全員地面に埋まっとけ!』
手当たり次第にその辺の奴を引っ掴み、ブラジルめがけて叩きつけた。
ソイツらは地面に埋まり、周りはこちらを見る。
味方すらドン引きさせるこの動き。
青くなった奴や、腰を抜かした奴も居る。
七松でさえ、固まっている。
しかし、Aの怒りはまだ、おさまらない。
『てめぇら…………どうなるか分かってんだろうな……こうなりたくなけりゃ!全員土下座しろ!』
もうブラジルまで聞こえるのでは？と言う音量の声を出し、敵が地面に自らの額を打ち付け、土下座。
「「「「「大変誠に申し訳ありませんでしたぁぁぁぁぁぁ！」」」」」
『失せろクソが!こんぐらいで許してやってんだろ!』
すると、敵は風のごとく塀を越え、伸び上がった奴を回収していった。
悪魔だ……!もう悪魔!
誰？七松暴君とか言った奴!コイツだよ暴君は!
全員の意見が、ぴったり揃った瞬間だった。
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綾部伊沙(プロフ) - れいら・マリもｵﾜゴリラさん» コメントありがとうございます! 正直忘れかけてたこの作品…笑 更新いつか受験が終わったら更新するので今後ともよろしくお願いします! (2022年12月6日 21時) (
レス) id: b1825981c0 (このIDを非表示/違反報告)
れいら・マリもｵﾜゴリラ - こんにちわ。この小説読みました。こんなに面白いお話初めてです！思わず吹き出しちゃいましたw更新楽しみにしております (2022年11月26日 23時) (レス) @page33 id: 661d7579e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾部伊沙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/e8e9c819a37/
作成日時：2022年3月7日 16時
