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「嗚呼あった。これさ。」
目の前でゴソゴソとコートのポケットをしていた手を止め、ニコッとでも効果音がつきそうな微笑みにも満たないような＿＿にやりとした、と言う方が近いのかも知れない笑みを浮かべる太宰。
目を聡司の方に無意識に向ける。
救助なのか願望なのかは分からない。
そして彼は諦めろ、とでも言わんばかりの視線を返してくる。
ピリッと緊張が走った。逃げたい。否、帰りたい。
入社30分未満で思ってしまう今日は運が悪い。
「小泉、中途採用の面接のことは覚えているかい?」
「＿＿嗚呼。三日後ですよね。」
予想だにしなかった問いかけに思わず拍子抜けしてしまう。
もうそんな季節だったのか。そう言えば、自分が入ったのも確か中途採用だったなぁ。
今じゃ自分で言うのも何だが私が恐らく会社を回しているだろう。
「その面接官が、私、乱歩さん、与謝野女医だったのだけど与謝野女医は生憎任務が入ってしまってね。緊急だ。だから＿＿」
嗚呼、神よ。答えが分かってしまった。帰らせてくれ。
「小泉が代わりにやるように社長直々のご指名だ。と言う事で、これを作ってくれ。」
名前。顔写真。性別欄。
カードに書かれた社員証。これを首から下げねばならぬ。私は鞄の奥底に仕舞っている。
太宰は自分のをポケットから取り出しヒラヒラしている。
「はあ?三日後ですよ?私何も準備してませんよ?」
「それは心配要らない。ほぼ人数合わせ見たいな物だから。」
何が心配要らないだよ仕事ふえんだろか殺すぞ
軽く銃のある内ポケットに手を入れる右腕を規制する左腕。
そんなAには気付かずに敦は太宰に感服する。凄い。その一言に尽きる。余りにも合法的に色々と分かるではないか。
そんなことを思いながら、成り行きを見守る。
「おはようございまぁー………あれ?皆さん、どうしたんでひゅか？」
ああぁぁぁぁぁぁぁああぁぁ
まずいまた押し付けられると言うかやばいこのまま行けば小泉さんやって下さいよ♡で押し付けられる！
「すみません太宰さん。私では力不足にかんじます。社長からの指示でも矢張り足を引っ張ると悪いので、他の先輩方に宜しくお願い致します。
………では、仕事が立て込んで折りますので。」
失礼に当たるのであろう。こんな対応したことが無い。職場の先輩に対してこんな態度。
「ああ、愛里咲ちゃん。実は＿。」
説明をする太宰。ギャラリーの興味の視線。Aはビシバシと刺さる視線を気にせずパソコンとにらめっこする。
「と言う事なんだけど＿。」
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幸日和(プロフ) - こちらこそ楽しかったです。ありがとうございました！ (2023年3月13日 22時) (
レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)
綾部伊沙(プロフ) - 幸日和さん» 遅れてすみません ……！? 矢張り何回見ても凄いですね…！ユカちゃんまで下さるなんて…！（可愛い） 間の美人………そんな解釈もあったとは……そこまで考えてなかった笑 更新させていただきますね！ 本当にありがとうございました！ (2023年3月10日 18時) (レス) id: b1825981c0 (このIDを非表示/違反報告)
幸日和(プロフ) - 私的に夢主様は与謝野先生よりのナオミちゃんと与謝野先生の間の美人(？)という認識があるので,与謝野さんの公式のたち絵画像から模写した風になっているところもありますがご了承下さい。。 (2023年3月9日 0時) (レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)
幸日和(プロフ) - こちらがURLです。 (2023年3月8日 23時) (レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)
幸日和(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/1/a/2/1a2e1a3dac63fbae72c9e7b8c0b55331.jpg (2023年3月8日 23時) (レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾部伊沙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/e8e9c819a37/
作成日時：2022年11月9日 22時
