9話 ページ10
※歳を変更します
歳:9→12
晩飯に起こしに来たらベットに深く潜り規則正しい寝息を立てていた。布団をめくればピンクの髪が揺れる。
「……っ」
悪夢でも見たのか、苦しそうに涙を流している。何となく涙を拭ってやると反射的なのか俺の手を握った。
振り払っても良かったが、そんな気にはなれなかった。俺自身もよくわからない。
そして、数分するとAが突然目を覚ました。まるで何かに呼ばれたみたいに驚いているようだった。
そして自ら手を振り払ってベット下に滑り落ちていった。ドンドンっと何かを打ち付ける音がベットしたから聞こえる。
さすがに下を確認する。
「なっ……」
どこにもいねぇ。
なんだ?おかしい。確かにAはベットの下に落ちて音も聞こえた。確かにいたはずだ。
「……。」
普通の人間がこの数分で消えるわけがない。もしかして攻撃でもされているのか?いや、それならAじゃなくて俺を狙うはずだ。
ギィ…
扉?扉が開いたのか?!この部屋はすぐに室内を見渡せる。扉は少し見ていたが人がいるようには見えなかった。
新手じゃないのか?攻撃してくる気配はない。
「まさか、な」
俺はすぐに部屋を出て声を張った。
「俺は何もしねぇ。だから出てこい、A」
そう声をかけた数秒後。肩にスタンドを乗せ、焦った顔をしたAが現れた。
「あの、私は…その……」
ふうとため息を漏らし、同じ目線でAと会話を始めた。どこかの組織の者でもないだろう。こんな子供が暗殺やら麻薬やらを出来るとは思えない。
俺を殺りに来たなら何度でもその機会はあったはずだ。そして何より、Aからは敵意や殺意は一切感じない。
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マリイ - アバッキオ好き過ぎる (2019年5月7日 17時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - フラジールさん» 返信遅れてすみません!私もアバッキオが大好きです!更新頑張ります!! (2019年3月7日 19時) (レス) id: ac6852a1fa (このIDを非表示/違反報告)
フラジール - 僕はアバッキオが大好きです!!!だからこれからも便新頑張ってください!!! (2018年12月29日 16時) (レス) id: 2dbf63808e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 絶狼(ゼロ)さん» コメントありがとうございます!話は結構悩んでいるので嬉しいです!全体的に1話ズレていました!貴方様のコメントのおかげです、ありがとうございます!!のびのびですが更新頑張ります! (2018年12月22日 8時) (レス) id: ac6852a1fa (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - もみじ丸さん» コメントありがとうございます!返信が遅れ、申し訳ありません…。発送が素晴らしいなんて…そんなそんな!更新頑張ります! (2018年12月22日 8時) (レス) id: ac6852a1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2018年11月12日 0時