復讐という名の約束【剣の王国】 (ページ4)

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第3篇ページ4

女の人を縛るとアルは小人の親子のところに行ってしまった

今はエコーと一緒に何か武器を持ってないか確認している

『何にも持ってなさそうだね』

「そうだね～でも最終確認するからAは外に出てて！」

『え、なんで』

次の言葉を言うまでもなく外に追いやられた

エコー絶対に何が悪い事考えてるな…

なんだかウトウトしてきた

そうだ、島を出られるのが楽しみすぎて寝るの忘れてたんだった

ちょっとだけなら寝てもいいかな、

『……zZ』

＿

扉の前で眠ってたら中の大きな音に目を開けた

何を騒いでるんだろう

もしかして縄解いたのかな

『…エコー？』

眠たい目をこすって扉を開けた

(バンッ)

中から女の人が飛んできた

『えっ？！』

「きゃああ」

「うぎゅう！」

人生初の壁(?)ドンだ

＊

「ふうーっ危なかったー！サンドイッチになるところだったよぉー

…あれ？でもこの状況ヤバイ？」

(プルプル)

『(女の人すごく震えるな…)…エコー！アルフレドはまだ縄解いていいって言ってないよ＿＿＿＿＿？！！！』

ドロテーアは恥ずかしさがヒートアップし、Aを叩こうとした

「ごめんなさい！！！」

全く状況が呑み込めないAはとりあえずまた捕まえることにした

手を塞ぎバチンッと鳴った

結構痛かったが我慢してドロテーアの両腕をつかみ、投げ飛ばした

「きゃあ

…ッ」

「[竜巻のステップ]！！」

銀色の靴の踵をうった

「A気をつけて！そいつspell使うよ！」

『言うのが遅いよ!!』

「来て[エアリエル]!!!」

その言葉に合わせてサーベルが飛んできた

『サーベルが…?!』

それをドロテーアはパシッと掴み構えた

「[竜巻のフィガー]！」

『(風で巻き上げて運んだ…？！)』

「突(トゥシェ)!!」

顔の真横に通り過ぎた

反射神経が良くてよかったと心の底からAは思った

ドロテーアの猛攻は終わらない

『(詰めてきた…?!

手が勝手に…)』

手が上に上がり、抑えられた

『…あっ!!(間合いに入られすぎたっ！！)』

「ぜんまい式舞踏会(ツイスター・ワルツ)」

「Aーー！！」

エコーの叫び声が森に響いた