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#017 臭う依頼人 ページ17

探偵社に依頼人が来た、と云う電話が入り皆が探偵社へ引き返すとスーツを着た金髪の女性が座っていた。


太宰『あー、あれあっち側の人かな。』


ほら、凜桜と織田作が勘づいてるよ。


谷崎「えーと、調査のご依頼だとか」

樋口「…はい。実は我が社のビルヂングの裏手に最近善からぬ輩が屯しているようなんです。」

谷崎「善からぬ輩ッて云うと?」

樋口「分かりません。ですが、襤褸をまとって聞き慣れない異国語を話すとか」

織田作「…若しかするとそれは密輸業者じゃあないか?」

国木田「恐らくな。軍警がいくら取り締まっても船蟲のように沸いてくる。港湾都市の宿業だな。」

樋口「ええ、無法の輩と云う証拠さえあれば軍警に掛け合えます。ですから」


太宰『現場を張って証拠を掴め、って?それくらい自分ですれば良いのに。あ、一般人の設定なんだよね、彼女。』


国木田「小僧、お前が行け。」

敦「へっ!?」

国木田「ただ見張るだけだ。それに、密輸業者は逃げ足だけが取り柄な無害な連中だ。初仕事には良いだろう。」

敦「で、でも…」

織田作「なら俺も着いていこうか?一人じゃ不安だろう?」

敦「お、織田さん…」

「谷崎くんも一緒に行ってあげてくれないかな?」

谷崎「え?」

「織田作、あんまり自分の事話さないから会話ないんだ。一寸でも良いから緊張解してあげてくれる?」

谷崎「あ、あァ…そういう事でしたらお任せ下さい」

ナオミ「兄様が行くならナオミもついて行きますわぁ!」


ナオミちゃんが谷崎くんの首を絞める。


太宰『却説、ここからは私の仕事かなあ』

#018 依頼人の狙い→←#016 二人の前職は?



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もっぴい - 自己紹介が、細かく書かれてていいなと思いました。これから、頑張ってください! (2019年8月28日 23時) (レス) id: 1e3d085ec9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三ノ宮凛桜 | 作成日時:2019年8月28日 20時

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