君らの幸せを願うなら。【Satomi】【Colon】

幸せを願うなら。5 ページ8

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Satomi side


あっ,ころんと一緒に帰ってる。


楽しそうに話してる。


そしたらころんがAに言った言葉が聞こえてしまった。


「さとみくんとA美男美女カップルって言われてるからね？」


周りから見たら俺はAとカップルってこと。


こんなに嬉しいことないだろう。


Aがころんを好きになるよりも前からずっと好きなAと。


ようやく願いが叶った。


頑張ったかいがあった。


俺はその時Aが泣きそうな顔をした為


急いでそこに行き


「なんにも分かってないな」


そうころんに言ってAをおんぶする。


俺にも体力と力はあるため走ってころんから逃げた。


『ありがとう。』


赤面ちょっとぐらいして欲しかったな。


ころんだったら赤面してたのか？


ころんのことなんか忘れて俺をすきになれよ。


絶対に幸せにするから。


「ううん全然平気,早く帰ろころんが来ちゃう」


『うん』


そう俯きながらAは歩く。


いつもの元気さはなく


ただずっと俯いてるだけ。


『さとみありがとうね,いつもいつも』


「大丈夫だよ。ほら早く寝な」


『うん,ちょっと早いけどおやすみ』


「うん,おやすみ！じゃな」


そう言って俺は後ろをむく。


華羅,実は裏がやばいんだよな。


あの事件以来,俺は華羅と喋ることをやめた。Aも同様。


ころんだけが話しかけてくれるから好きになったんだろうな。


ころん,早く告白しろよ。


＿＿に。





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