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SA Side
死にたい。
この世界に入って一番最初に思ったのがソレだった。
紅一点としてデビューすることが決まり、当たれば絶対に頂点に行けると言われた。
紅一点なんて、きついことしかないに決まってる。
何度も断ったけど、結局押しに負けて私はBTSの紅一点としてデビューした。
メンバーとは馴染めないし、体力も追いつかないし、宿舎まで一緒とかふざけんな。
そうやって毎日泣いていた気がする。
でも私が思っているより、メンバーのみんなは、私と打ち解けようとしてくれていて、
今思えば、彼らとデビュー出来たのが、私の幸せだった。
それでも辛いことは減らないし、アンチだって数え切れない。
応援のメッセージは、ほんの僅かだった。
YG「お前の努力は、いつか報われる時が来る。俺が保証するから。」
ユンギオッパは、だんだんやつれていく私に、いつも寄り添っていてくれた。
だからここまで来れたと思う。
そして世界に名を馳せる今、私に怖いものなんてないはずだったのに。
久しぶりに死にたいと思った。
貴方のせいだよ、
ジンオッパ。
SA「.......え、.......ここ、どこ.......」
目が覚めると知らない病室にいて、いつの間に自 殺を図ったのかと思った。
でも、この体は私のものじゃないらしい。
SA「.......この子は、何してるのかな。」
私の中にいる子は、今何をしているのだろうか。
ちょうど良かったのかもしれない。
ちょっと、休みたかった。
心を落ち着かせて、また戻ってくるから。
それまで、心配して待ってなよ、ジンオッパ。
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有彩色(プロフ) - MA SAKAさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました！！嬉しいお言葉も頂いて……、この作品を作ってよかったと感じました。コメント、本当にありがとうございます！ (2022年8月26日 13時) (
レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
MA SAKA(プロフ) - 本当に本当に素敵なお話でした。止まらず一気に読んでしまいました。素敵な時間をありがとうございました！ (2022年8月3日 21時) (レス) @page43 id: 17b1d798c7 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - yume m_さん» ボロ泣きしてくださったんですか…嬉しいです！！こちらこそ素敵なコメントをして下さってありがとうございます！！ (2022年4月25日 23時) (レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
yume m_(プロフ) - 夜中なんですが一気に読んでしまいました。そしてボロ泣きです（ ; ; ）涙と鼻水が止まりません笑 こんな素敵なお話に出会えてよかったです！ (2022年4月25日 1時) (レス) @page43 id: 5d5dd9302d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - miiさん» ありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです。最後まで読んでくださってありがとうございました！ (2021年9月10日 9時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有彩色
| 作成日時：2019年10月19日 23時
