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JM「ソユン？入らないの？」
「お、おじゃましマース。」
HS「お邪魔しますってww」
レッスン室に着いたのはいいものの、いちばん肝心なことをすっかり忘れていた。
(私、踊れない。)←
え、今気づいたんですか？って思う人絶対いるよね。そうなんです今気づいたんです。
だって車の中ですぐ横にユンギさんがずっと寝てるから鼻息抑えることで精一杯だったんです。
HS「よし、じゃあ始めよー！」
ホソクの言葉で、メンバーたちがぞろぞろと自分の立ち位置に着いていく。
すると、私の足、正確にはソユンちゃんの足は自然とテヒョンとナムジュンの間に向かった。
(.........体が覚えてるってことかな。)
きっと毎日練習してるから、私が意識しなくとも体が動くんだ。
周りのメンバーと一緒に踊る。
曲に乗って、自由自在に体を動かす。
力強く、時に滑らかに。
(……"動く"って、こんな感じなんだ……。)
毎日毎日、病室のベットの上にいたから、自分の意思で体を動かすことなんて、もう一生ないと思ってた。
HS「……OK！じゃあ、一旦休憩ね！」
JN「だぁぁぁぁぁあ！！！」
JM「ヒョン体力無さすぎ笑」
NM「ジョングク、さっきのとこなんだけどさ。」
TH「……ん！？なんでソユン泣いてるの！？」
「……え、」
JM「うわぁほんとだ！！どうしたの！？」
YG「どっか痛めたのか？」
……しまった。いつの間にか泣いしまっていた。
「いや、……ちょっと目がチクッとして、」
TH「ゴミが入ったの？」
「多分。もう大丈夫です。」
一応目洗って来いとジンさんから言われたので、素直にトイレに行くことにした。
「上手くやれてるかなぁ……。」
目を洗って、鏡で顔を確認したあと(ソユンちゃんは泣いても可愛かった)、トイレから出る。
YG「大丈夫だったのか？」
「うわ！？」
出てすぐに横から声が聞こえて、びっくりして振り返る。
「ユ、ユンギオッパ……。」
YG「目、なんともないの？」
壁に寄りかけていた体を起こし、こちらにゆっくり近づいてきたユンギさん。
「もうなんとも、」
YG「見してみろ。」
ヒヤッとしたものが肌に触れたと思ったら、ユンギさんの指が私の頬に触れていた。
「ちょ、ユンギオッパ」
YG「おい動くなよ。よく見えねぇだろ。」
……本当に、勘弁して欲しい。
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有彩色(プロフ) - MA SAKAさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました！！嬉しいお言葉も頂いて……、この作品を作ってよかったと感じました。コメント、本当にありがとうございます！ (2022年8月26日 13時) (
レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
MA SAKA(プロフ) - 本当に本当に素敵なお話でした。止まらず一気に読んでしまいました。素敵な時間をありがとうございました！ (2022年8月3日 21時) (レス) @page43 id: 17b1d798c7 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - yume m_さん» ボロ泣きしてくださったんですか…嬉しいです！！こちらこそ素敵なコメントをして下さってありがとうございます！！ (2022年4月25日 23時) (レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
yume m_(プロフ) - 夜中なんですが一気に読んでしまいました。そしてボロ泣きです（ ; ; ）涙と鼻水が止まりません笑 こんな素敵なお話に出会えてよかったです！ (2022年4月25日 1時) (レス) @page43 id: 5d5dd9302d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - miiさん» ありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです。最後まで読んでくださってありがとうございました！ (2021年9月10日 9時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有彩色
| 作成日時：2019年10月19日 23時
