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JK Side









JK「ソユン、」









あの時、布団をめくった瞬間。







息が止まるかと思った。







明らかにそれはソユンじゃなくて、全く見たこともない誰かで。




でも、そんな恐怖とかよりも先に出てきた感情は、「綺麗だ」ということで。







そこで寝ている彼女は、死んでるんじゃないかってくらい肌が白くて、でも生きてるってわかるくらい唇の血色は良くて、





(……まつげ長い……)







例えるなら、棺桶に入れられた白雪姫みたいな。




ハッと我を取り戻した時、寝ている彼女に無意識に手を伸ばしていた自分に心底引いた。




俺ってどんな状況でも理性保てないやつなのかって。







だから、複雑な気持ちで彼女を起こして、必死に怒った表情をして、できるだけ力強く彼女の手首を掴んだ。




でも、思っていた以上に彼女の手首は細くて折れそうで。



「サセン」って疑わなきゃいけないのに、後ろから聞こえてくる、か弱い涙声が耳に入ってきて、また頭がクラっとした。









「私は、ソユンちゃんじゃないです。」








そんなの分かってる。目の前にいるのはソユンだけど、だってあなたの雰囲気が隠しきれてないから。









(まじで早く元に戻ってほしい……。)









また本当の彼女の姿を見た時の自分が怖い。



どうしようもなく傷つけてしまう気がする。









例えるなら、死んだ白雪姫にさえ、やさしいキスができないような。




そんな男。

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有彩色(プロフ) - MA SAKAさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました!!嬉しいお言葉も頂いて……、この作品を作ってよかったと感じました。コメント、本当にありがとうございます! (2022年8月26日 13時) (レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
MA SAKA(プロフ) - 本当に本当に素敵なお話でした。止まらず一気に読んでしまいました。素敵な時間をありがとうございました! (2022年8月3日 21時) (レス) @page43 id: 17b1d798c7 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - yume m_さん» ボロ泣きしてくださったんですか…嬉しいです!!こちらこそ素敵なコメントをして下さってありがとうございます!! (2022年4月25日 23時) (レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
yume m_(プロフ) - 夜中なんですが一気に読んでしまいました。そしてボロ泣きです( ; ; )涙と鼻水が止まりません笑 こんな素敵なお話に出会えてよかったです! (2022年4月25日 1時) (レス) @page43 id: 5d5dd9302d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - miiさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて本当に嬉しいです。最後まで読んでくださってありがとうございました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有彩色 | 作成日時:2019年10月19日 23時

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