_１８ ページ18
JN「そっか〜じゃあオッパ呼びは変わんないのか〜」
いつの間にか私がジンさんをオッパ呼びすることが決まったとき、気配を感じてふと横を見ると、ジョングクが肩を落として私の横に立っていた。
JK「……すみません。汚い言葉使って。」
「いや、私もごめんなさい。こんな、変なこと……。」
(ソユンちゃんが心配だから、あんな態度とっちゃったんだよね。)
私だって彼らのファンなのだ。みんなメンバー思いだってことくらい、ちゃんと知ってる。
「多分、ソユンちゃんは私の中にいるんだと思います。」
JN「Aちゃんはどこに住んでるの？」
「住んでる…というか、実は私入院してて、」
重い空気にならないようにヘラっと笑って見せたけど、案の定2人は申し訳なさそうな顔をしていた。
(でも、ちゃんと全部話さなきゃだよね。)
「一昨日……だと思うんですけど、私の余命宣告が尽きたんです。でも、昨日病院に電話したら、私はまだ入院してるって言われました。だから多分、ソユンちゃんは大丈夫です。」
JK「え、でもそれって、すごく危ないんじゃ…？」
JN「君の体が持たなかったら、中にいるソユンも死んじゃうってこと？」
「多分……。」
状況を理解したのか、2人は青ざめた顔をした。
JN「…明日、君がいる病院に行こう。そこで、他のメンバーにも全部話そう。」
「……ありがとうございます。」
信じてくれたジンさんの言葉に安心したのか、涙が出てきた。
JN「わわわっ！？泣かないで！？！？」
JK「なんかソユンが泣いてるから新鮮……。」
(……早く、早く元に。)
私が居るべき場所はここじゃない。
やっぱり、ソユンちゃんがいなきゃダメだ。
JK「……あんまり泣いたら、明日の朝顔むくみますよ。」
ぶっきらぼうに言うジョングクに、また強くそう思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1434人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
有彩色(プロフ) - MA SAKAさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました！！嬉しいお言葉も頂いて……、この作品を作ってよかったと感じました。コメント、本当にありがとうございます！ (2022年8月26日 13時) (
レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
MA SAKA(プロフ) - 本当に本当に素敵なお話でした。止まらず一気に読んでしまいました。素敵な時間をありがとうございました！ (2022年8月3日 21時) (レス) @page43 id: 17b1d798c7 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - yume m_さん» ボロ泣きしてくださったんですか…嬉しいです！！こちらこそ素敵なコメントをして下さってありがとうございます！！ (2022年4月25日 23時) (レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
yume m_(プロフ) - 夜中なんですが一気に読んでしまいました。そしてボロ泣きです（ ; ; ）涙と鼻水が止まりません笑 こんな素敵なお話に出会えてよかったです！ (2022年4月25日 1時) (レス) @page43 id: 5d5dd9302d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - miiさん» ありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです。最後まで読んでくださってありがとうございました！ (2021年9月10日 9時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：有彩色
| 作成日時：2019年10月19日 23時
