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リビングのドアを開けると、そこに残っていたのはジンさんだけだった。







JN「ジョングク?と、……誰?」






テレビを見ていたジンさんが、私に気づいて目を開く。





JK「ソユンの部屋にいました。」







ジョングクの言葉を聞いて状況を察したのか、「全員起こしてくる」と言って、ジンさんはリビングから出て行った。









(……どうしよう、どうしようどうしよう。)






未だに私の手首を掴んだままのジョングクを見る。


私を見る彼の目に、背筋に寒気が走った。









こんな突飛な話、簡単に信じてもらえるわけがない。


(警察とか、連れていかれたら……)







カチッ







『時刻は日付が変わり12時になりました。ニュースをお伝えします。』





12時を回ったテレビが、たんたんとニュースを伝えていく。






ふとジョングクが私の方を見て、大きく目を見開いた。





JN「連れてきたよ。」




その時、リビングのドアが開いて、ジンさんと、後ろに他のメンバーも血相を変えてやってきた。

が、私を見たジンさんが、虚をつかれた様な顔をした。





JN「……あ、あれ?さっきの子は?」


JK「……。」




(え……、ど、どういうこと?)





後ろにいたメンバーは私を見ると、不思議そうな顔をして。



YG「ソユン見つかったのか?部屋にいたって言ったやつは?」


TH「ソユン大丈夫だった!?」



私の手を握り、心配そうな顔をするテヒョン。






「え、いやちが、私は、」



HS「もぉ〜!何!?ドッキリ!?」


JM「えぇぇ〜、眠いんだからやめてくださいよ!」




JN「あ、あぁ。うん。……ごめん。」




ジンさんも戸惑った顔で、私を見てくる。








(……また、ソユンちゃんに戻ってるってこと?)









今すぐ鏡で確認したいのを、ぐっとこらえた。






結局、それぞれまた部屋に戻り、残ったのは私とジョングクとジンさんだけになった。








ただ、私を見るジョングクの目が、鋭いほど刺さってきた。

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有彩色(プロフ) - MA SAKAさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました!!嬉しいお言葉も頂いて……、この作品を作ってよかったと感じました。コメント、本当にありがとうございます! (2022年8月26日 13時) (レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
MA SAKA(プロフ) - 本当に本当に素敵なお話でした。止まらず一気に読んでしまいました。素敵な時間をありがとうございました! (2022年8月3日 21時) (レス) @page43 id: 17b1d798c7 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - yume m_さん» ボロ泣きしてくださったんですか…嬉しいです!!こちらこそ素敵なコメントをして下さってありがとうございます!! (2022年4月25日 23時) (レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
yume m_(プロフ) - 夜中なんですが一気に読んでしまいました。そしてボロ泣きです( ; ; )涙と鼻水が止まりません笑 こんな素敵なお話に出会えてよかったです! (2022年4月25日 1時) (レス) @page43 id: 5d5dd9302d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - miiさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて本当に嬉しいです。最後まで読んでくださってありがとうございました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有彩色 | 作成日時:2019年10月19日 23時

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