間に合ってるんで 一夜 ページ3
夢かと思う
いやこれは夢だ
でないと狸だか猫だが分かんない動物(かわいい)に燃やされそうになる訳がないんだ
というか動物に燃やされる夢とか斬新過ぎる。一興あってなんか逆に面白いと思うけど
只管に走り回る時にふと思ったのだが、何だか今走ってる場所の風景が懐かしいというか。何処と無く学校みたいに感じる。学校にしてはあまりにもオシャレすぎると思うけど
「クソォ!!!夢なんて見てる暇ないんだよ!!!醒めろや!!!こちとらまだ終わってない仕事が山とあるんだぞクソッタレ!!!!」
走りながら悪態は付けるのでまだ体力的には余裕がある。良かった衰えてはない
とりあえず逃げて逃げて逃げて、最終的に辿り着いたのは本が並ん…いや1部は浮いてる。…図書館…?みたいな所だった
あの狸か猫か分かんない動物は……
「俺様の鼻から逃げられると思ったかニンゲンめ!!!」
「まだ追っ掛けてきてんの!!??しっつこいな!!??可愛いのは見た目だけかよ!!」
「ふ゛な゛!!しつこくなんかないんだゾ!!やいニンゲン!!燃やされたくなかったらその服をさっさと俺様に…」
「だーーーかーーーらーーー!!服なんてしらな………」
しつこく追いかけてくる動物に服は知らない、何の話だと言おうとした矢先
目の前の動物に鞭、だろうか。が軽くヒットする
「ふ゛な!!??い、痛てぇんだぞ、!!?紐…!?」
「ギャーー!!!!!動物虐待!!!!」
驚く動物よりもバカでかい声で叫んでしまった
「紐ではありません!愛のムチです!」
「うわーーー!!!!動物愛護団体に報告しなきゃーー!!!!!」
そして何処から現れたかも分からない見るからに怪しい人に思い切り叫んでしまった
いや何この人。どこから来たの。見た目の怪しさやば………愛のムチって漫画とかでしか聞いた事ないけど…??
「ど、動物愛護団体…?なんの事だかサッパリ検討がつきませんが……ごほん!ようやく見つけましたよ、君!」
「は?」
「いやなんですかそのひっくい声。先程までの高い声はどうしたんですか」
「いや…見つけたってなんですか…」
「見つけたは見つけたですよ。君の事を探していたのですから。君、今年の新入生ですよね?」
「は?」
「いやだから声が低いんですって!!何故凄むんですか!!」
目の前の男の人は戸惑いながら突っ込んできた。何だろうこの人。ちょっと面白い
155人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:兎茅瑚 | 作成日時:2020年7月5日 6時