番外編・次の主将 ページ33
烏養「春高までは3年が仕切る形で変わんねぇけど、一応2年の中でもそれとなく考えとけよ、次の主将」
縁下「ってさ、烏養さんが…」
西谷「力でいいんじゃねぇの?」
縁下「あ?何でだよ?」
西谷「なんとなく」
縁下「(つーか今、アイス二口で食ったな)」
田中「ルールじゃ、リベロはキャプテンできないんだもんな」
西谷「ああ」
木下「田中も向いていると思うんだけど、レギュラー一年のラインアップを見ると単細胞バカ、ひねくれ」
成田「うん…冷静な奴が頭にいないとって思うよな」
田中「縁下主将は賛成なのに、釈然としない…つーかお前ら!自分を入れろよ!」
木下・成田「いやいやいや、ムリムリムリ」
縁下「でも…俺は逃げた…チームのトップなんて…できるわけないだろ」
田中「だからかもな」
西谷「今、戻ってるんだからいいんじゃねぇか?あっ!アイス当たりだ!変えてくる!」
田中「運動部だからって、猪突猛進タイプばっかじゃねぇだろ?俺は自分とは違うタイプの奴の事はよくわかんねぇけど、お前は多分どっちも分かる奴だ!」
縁下「ま、まだ先の話だけどな」
田中「まぁな」
西谷「よっしゃー!」
縁下「(どのみち根性無しには務まるはずが…)」
『こーら、自分をそんなに過小評価しないの!力は主将、向いていると思うよ。人間観察が趣味の私が言うんだ。間違いない』
田中「ほらな!Aさんが言うんだ!自信もてよ!」
『そうそう。卒業してもたまに見に行くからさ、今より進化したところ見せてね』

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作者名:さつまいも愛好家 | 作成日時:2025年1月9日 9時