【 wrwrd! 】 教授の幼馴染です 【 男主 】

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「…A」

放課後、エーミールが保健室に来た

保健の先生から、気分が悪いとの事で担任に言ってくれたらしい。

「ほら、彗青くん。お友達来たよ」

『…エーミール…』

「終わったよ、一緒に帰ろ」

『…ほんまにごめん』

「ええよ、別に。ほら、ランドセル持ってきたし帰ろ」

どこまでも優しいエーミール
俺のランドセルも持ってきてくれた

『先生、ありがとうございました』

「いえいえ、いつでも来ていいからね」

『はいっ』

そう言い、俺はエーミールと並んで保健室を出て、下駄箱へと歩いていった

…なんでも俺優先なエーミール。
優先やなくてええんやけど…。でも、やっぱり嬉しい。

2人で色んなことを話しながら歩いていればあっという間に家へ。

『また明日！』

「うん、また明日！」

そう言って家の中へ入っていく。
『ただいまー！』と元気よく言えば、「おかえり」と優しく返ってくる。

ハンバーグのいい匂い

＿＿＿＿＿＿＿＿＿



＿＿＿＿

『お母さん！休みの日、一緒に虫取りに行こ！』

「あぁ、確かに。たまにはいいね。そういうの」

『綺麗なミヤマカラスアゲハとか！…エーミールに見せたい、』

「…そうね、他にも色んな蝶を捕まえて保管しないとね。」

そう優しく微笑んでくれるお母さん。
標本箱を買ってくれて、やっと使える！

…楽しみや。早く、早く休みにならへんかな

晩御飯の時、お母さんはしきりに携帯を見てはにやけていた。

なんだろう。そう思っていたけど口には出さない。

お母さんが楽しそうならそのままがいいから

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