【 wrwrd! 】俺の兄貴は実況者【男主】 (ページ4)

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自宅ページ4

晩飯は、作るのが面倒くさくてレンチンで済ませれるものにした
風呂も終わり、歯磨きもした。
やることは無いが寝るには早すぎる

暇や

そう思い携帯を開き、動画が見れるアプリを開く

『…ん…なんやこれ』

ふとおすすめに出てきた一つの動画

ゲーム実況、というものだった

俺自身、ゲームはすき。
パソコンでよくゲームをしている

でも、実況は初めて見る

ヘッドホンを取ってきて、耳につけ、動画を開く
Bluetoothは最強やな

────

「俺を見てぇ！！！俺を見てくれ！！今の俺を見て！誰かー！！！」

────

ピンクの字幕で、少し高い声。それが終わればOPらしき音楽と題名

「○○の主役は我々だ」

の文字
…グループ名…かな

それからは動画に集中していた。
物凄いおもろかった

一瞬にして好きになった。
結構個性的で…トークもおもろくて。

『…この実況者おもろいなぁ…』

凄いなぁ。
俺もこんなふうに楽しんでゲームしてみたい

あーあ、いつかこの人らに会えへんかなぁ。

会って話したいわ

─────

───

『あの』

「あら、どうしたの？こんな時間に電話してきて」

『…そういや、俺に兄貴…居たんですけど。知りませんか』

俺は寝る前、ふと思った

俺の兄貴は何処に居んの。

小さい頃の記憶しかないが、ただただ声がうるさく、俺の憧れの存在で、かっこよくて、俺を守ってくれてて。なんでも出来て…

すぐに孤児院の方に電話をした

「あぁ、確か居たわね。小さい頃の記憶しかないけれど…
どこにいるかまでは知らないかな、…けれど確か一人暮らししてこの辺に住んでるらしいわよ」

『はぇ〜…分かりました。遅くにすいません』

「全然大丈夫だよ、また何かあったらかけてきてね」

『ありがとうございます』

そう言って電話を切った

…明日も仕事があるし、さっさと寝るか