【 wrwrd 】猫被りな後輩くん【男主】

外食 ページ29

『鮭のマヨネーズ焼き？でええんですよね』

「おん、ええで。…あ、でもオムライスのケチャップ増し増しでもええな…」

『どっちが好きなんですか』

買い物も済ませ、寄ったところは和洋食屋。
ここ、美味いらしくて口コミもすごい評価やった
結局コネさんはオムライスを頼んだ。鮭可哀想

『じゃあ俺親子丼』

「そんなん食べるんやな」

『親子丼大好きですよ』

こいつは俺をなんやと思ってんねん

「あ、エミさんやん」

『呼びます？』

「呼んで呼んで」

コネさんが窓ガラスの方を見れば小さく呟いた。あぁ、あのしっかりしてそうな人

丁度ガラス近くを通っていたため俺はコンコン、と軽く叩き呼び止める
案の定振り向いてくれた。
頭にハテナを浮かべている

俺は、こっちこっちと手招きをする、流石に初対面だ。俺だけじゃわからへんからコネさんのほうも指を指す
すると、「あぁ！」と声を上げ店の中に入ってきた

「誰かと思いましたよ」

『えーと、生では初めましてやんなぁ』

「えーと…そう…ですね！
今日コネさんと何してたんです？」

『2泊お泊まりやから暇持て余してなぁ、買い物来てん！』

「せやで、まぁ座ってええよ。Aが記念に奢ったるらしいからな」

『今帰ったらこの機会逃しますよ』

「あっ…じゃあお言葉に甘えて」

そう言ってコネさんの隣に座ったエミさん。
なんかすごい…。目の色素も薄くてあまり分からない、白目しかないように見えてしまう。

そして、エミさんが選んだのはチキン南蛮。美味しいよね、南蛮
＿＿＿＿

＿＿

『コネさん、ケチャップで良かったですね』

「ほんまやで」

メニューのオムライスはデミグラスソースがかかったものだった。
それを店員さんに言ってケチャップに変えてもらった、感謝しぃ、店員さんに

「ケチャップかけよ」

『まだかけるんかいな』

「流石に味おかしくなりません…？」

「大丈夫やで、美味いのには変わりはない」

なんて言いながら食べ始めるコネさん
はぇ〜、辛くて食えへんと思うけど…

それも気にせず、俺も親子丼を食べ始める
すっごい美味しい、ふと前を見るとエミさんもチキン南蛮を食べていた。それも幸せそうに

『…エミさん、5回くらい上げるんで南蛮端の方1つくれませんか』

「別に端や無くてええよ、ほら」

そう言って茶碗の中に入れてもらった
エミさん尊敬します、憧れる。動画内ではお滑りマンんやけどな

『じゃあ俺もあげます』

そう言って、スプーンでエミさんの口まで運んだ

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