【 wrwrd! 】 最 期 ま で 煙 草 を 手 に 【 男主 】

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「なんでこんなのも出来ひんねん」

『…すみません…』

「ほんま、俺がお前の立場やった時はこんな風に暴力もっ…されてたんやけどなっ…！」

そんな事を言いながら上司は俺に手を出す

巫山戯んなよ、自惚れんなよ

お前にペコペコしてるのは俺がお前の部下やからや
お前がかっこええ、仕事のできる人、頼れる人、とか思ってへんからな

女性社員にセクハラしても何も言われへんのはお前が怖いからや

影では愚痴られてんねんぞ

はよ死んでくれ
そして地獄に落ちて俺と同じような環境になればええ

『…すみませんっ…』

「何が悪いか言ってみろ！ただ謝るだけで許されると思ってるんか！」

こいつは弱いやつにはとことん強がる

『誤字脱字が多いこと』
『鈍間なこと』
『気が利かない』

そんな事を次々と述べていく
この資料も全部こいつが作ったものやのになんで俺が謝らなあかんねん

「…今日はこのくらいでええか、次間違えたら足も飛んでくるぞ」

なんて脅しをかけられて。

＿＿＿＿＿＿


＿＿＿＿

「Aやん、どないしたん？」

『…今月はちょっと動画無理そうです』

「忙しいん？」

『まぁ…ちょっと。忙しいのもありますし、色々と、』

昼休み、トントンさんに電話をした

今月は動画に出る事が厳しい、と連絡を。
入ったばかりやのに申し訳ない

全部あの上司が悪いんや

「…そっか、分かった。ようなったら教えてな」

『…ほんますみません』

最近謝ってばかりや
俺は電話を切って、コンビニで買ってきたカレーパンをひと口かじる

冷た

…チンするの忘れた…
レンジあるけど行くのめんどいしええか

「…彗信寺〜」

俺の後ろから声がした

『先輩…』

「お前カレーパン1個かぁ？そんなん腹にたまらへんやろ」

『俺胃ちっちゃいんですよ』

「まじか、ええなぁそれで腹一杯になるって…
俺食わへんとやっていけんからええなぁ、羨ましいわ」

ええ人しかおらへん会社になんであんなクソ上司がおんねん
ぶち殺すぞ

殺して俺も死んで、俺は天国に行くぞ

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