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今日もすることなく外を眺めていた
あれから盧笙先生は来てへん。あの時もあまり話さへんかったからな
『…散歩しよ』
体は弱ってきているのは自分でも分かる
けど、やることも無いしこのままやと衰えていくばかりやから…動かなあかん
そう思い、ベッドから出て立ち上がった
点滴スタンドを持ちながら歩行する
病室を出て手すりを片手に掴みながら病院内徘徊
「Aくん大丈夫？」
『あ、大丈夫です。ちょっとぐるっと徘徊してきます』
「分かった、何かあったらすぐ言ってね」
看護師さん達は優しくて。
俺は頭を下げながら歩いていく
そんな時やった
同じ階に仲良うなったお兄さんがおってそこに行こうとしていた。
けど、急に苦しなる
あかん、頭が回らへん
いつの間にか床に蹲っていた
『っか…はｯ…ぅ"、』
あと数歩であのお兄さんの病室に着くのに
その少しが動かれへん
息するのも辛い
胸が痛い
苦しい
「……ぇ、Aくん…！？」
聞いたことのある声
あのお兄さんが来てくれた
「看護師さん…！！」
そんなお兄さんの声を聞きながら俺の意識はそのまま無くなった
もう無理なんかな、俺
＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
目が覚めたのは真っ暗になった病室
「A…！！よかった…目覚めたんや…」
『…あれ…なんでおるん…』
「急に倒れたって言うから…急いで来てん…」
『倒れた…』
それを聞いて少し考えた
…あぁ、確かに朝倒れたような気がする
ちょっと記憶曖昧やな…
「明日手術やからね」
『は、なんで急に…てか俺手術しんでええって…』
「あかん、手術して…また元気なAが見たいねん…」
母さんに手を握られながらそんなことを言われた
…あぁ、ごめんね。こんな親不孝な息子で
「…明日の為にちゃんと寝とくんやで」
『…分かった』
母さんはそのまま手を振って帰っていった
俺もまだ眠く、そのまま眠りについた。
…急に手術って言われてもな。
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かーねー しょん - 初めて占ツクで泣きました。もう本当に何かありがとうございます… (2021年5月2日 19時) (
レス) id: 8ffd0aa4cc (このIDを非表示/違反報告)
かふかすかる(プロフ) - 夜中に声上げて泣きました (2020年12月29日 1時) (レス) id: 2497b8742f (このIDを非表示/違反報告)
おすし丸 - 号泣しました…蘆笙先生の可愛さもあって 夜に見たから涙腺崩壊の範囲超えました… (2019年12月13日 0時) (レス) id: ab18d95dd8 (このIDを非表示/違反報告)
もやし。(プロフ) - めっちゃ泣きながら読みました…ほんま最高の作品です、ありがとうございます！！ (2019年11月15日 10時) (レス) id: bffdffa798 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬@YouTuber(プロフ) - 号泣しました… (2019年11月13日 23時) (レス) id: e0ebe76c41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：何某
| 作成日時：2019年11月3日 0時
